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新鮮でおいしい野菜をたっぷり摂取したい、環境や体に優しい暮らしがしたい、そんな思いをかなえてくれる店が2022年4月28日(木)、渋谷にオープンする。蔵前エリアに1号店を持つグローサリー&カフェのマークト(Marked) 渋谷店だ。
ガラス張りで開放感ある広々とした店内には、人気ベーカリーのパーラー江古田が監修する自家製パンや、全国の農家から直送されるオーガニック野菜、国内外から取り寄せる調味料や日用品などが並ぶ。
マークトでは「Goodies by good ones(良い人が作る良いもの)」というコンセプトの下、売れ行きの動向や客のニーズに合わせて随時ラインアップを変更している。ニュージーランド製の量り売り洗剤『エコストア(ecostore)』は1号店の人気商品で、渋谷店でも販売される。「Marked」とは英語で「気になるもの」、デンマーク語で「市場」。まさにそんな店名を体現した店作りとなっている。
渋谷へ出店した理由について「渋谷のような世界有数の活動的な街の人にこそ健全なものを食べてほしいと考えた」と社長の石渡康嗣は語る。新店舗では近隣のオフィスワーカー向けに弁当の販売をスタートし、週替わりで定食メニューも用意する予定だ。
渋谷店をオープンするに当たりカフェスペースを大きく拡充したが、9〜19時のオールタイムで素材にこだわったメニューが堪能できるのは1号店と変わらない。新鮮な野菜をふんだんに使ったサラダやサンドイッチ、自家製アイスクリームといった人気メニューも楽しめる。
料理やスイーツには店頭に並ぶ調味料や野菜、パンなどが使われており、気に入ったものがあれば購入できるのも魅力だ。以下で、渋谷店でしか味わえない限定メニューを紹介していこう。
11時30分から15時までのランチタイムには『有機ケールとグリルチキンのチョップドサラダ/カンパーニュ付き』(1,300円)が登場する。系列店のカフェ、ナグ(KNAG)でも提供されている人気メニューで、苦味のない新鮮なケールにトマト、ビーツ、セロリなど10種類以上の野菜や平飼い卵のゆで卵、グリルチキンなど多様な味わいが楽しめるサラダだ。
ドレッシングには自然栽培で作られるオリーブオイルの『イルフィーロディパーリア わら一本』などが使用されているほか、千葉県鴨川市で食用ハーブやエディブルフラワーの栽培、採取を行っている苗目のエディブルフラワーがちりばめられている。グリルチキンは焼き上げる前にハーブやオリーブオイルに一晩以上漬け込んでおり、しっとりとして柔らかい。栄養面でもボリューム面でも満足のいく一品である。
9時~11時30分のモーニングタイムに楽しみたいのは、『藻塩あんマスカルポーネトースト』(600円)だ。内側はもっちり、外側はパリッとした食感の山食パンに発酵バターを塗り、有機栽培小豆で作るあんとマスカルポーネチーズをたっぷりとトッピング。仕上げに新潟県産の藻塩をふりかけた。
200円追加するとセットドリンクが付き、オーガニック紅茶やスパイスを取り扱うエヌ・ハーベストの紅茶や、蔵前に本店を構える自家焙煎(ばいせん)コーヒー店のコーヒーライツ(Coffee Wrights)が提供する浅いりコーヒーが選べる。セットで楽しめば、きっと充実した一日の始まりになるだろう。
15時以降の時間帯に登場する『Markedプリンアラモード』(1,200円)も見逃せない。自家製のバニラアイスクリームや旬のフルーツ、シナモンやスターアニスで風味付けしたプリンなどが盛り合わされている。マダガスカルの熱帯雨林で栽培された『レインフォレストバニラ』で作るバニラアイスは、コクがあるのに後味はさっぱりとしていて、大人も満足できる味わいだ。
自家製アイスクリームは1号店の工房で製造しており、旬の食材を使用したものなど常時6種類を用意する。単品での注文も可能。自然災害で落下した果実などを材料に活用した期間限定のフレーバーなども時々登場するため、ぜひチェックしてほしい。
テラス席もあるので、天気の良い日は春の風を感じながら青空の下で食事をするのもいいだろう。渋谷を訪れる際は、足を運んでみては。
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