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東京メトロ東西線、神楽坂駅の矢来町方面改札から徒歩4、5分ほど。江戸橋通り沿いの三つ又(みつまた)交差点に2021年3月、シェア天神町(SHAREtenjincho)が誕生した。クマタイチ(TAILAND)らが設計、運営を手がける9階建ての建物で、2階はシェアオフィス、3階から9階が居住スペースとなる。部屋数は全9部屋で、2022年1月現在で6部屋が入居済みだ。外から見ても目を引く、上下階を自由に移動できる非常階段は、居住者のコミュニケーションスペースとしても機能している。
場所柄、工事が難しかったこともあり、TAILANDはこの土地を取得してシェア天神町が完成するまでに6年の時間を要した。クマは空き地になっていたこの場所に実験的にトレーラーハウス『住箱』を置き、ワインバー、TRAILERを1年間限定で営業。この立地における飲食店の需要の高さを実感し、1階にシェアキッチン『スクエア(SQUARE)』を作ることを決めたという。
『スクエア』の空間デザインは、コンクリート設計の中にも木の枠のフレームを用いることで、「『人に寄り添う温かさ』を創出しました」とクマは語る。「木のフレームに寄りかかりながら、ワインを楽しんでいただくこともできます。物理的な意味と、『地域に開く』という意味から、風通しの良さも意識しました」。
『スクエア』を本格始動に当たり、クマはかつて暮らしたニューヨークにあるようなピザレストランを作りたいと考える。
「ピザは老若男女、朝から晩まで時間を問わず、さまざまなシチュエーションで楽しめる。そんなところが気に入っています。ニューヨークでは1スライスからピザを食べることもできるし、ワインを飲みながらおしゃれにピザを食べられるレストランもある。そんな文化を日本でも取り入れたいと考えました」
都内のさまざまなピザを食べ歩いた結果、国領の人気ピザ店、クレイジーピザの誘致が決まり、2022年2月1日(火)にクレイジーピザ アット スクエア店としてオープンが決定。ランチタイムは、ピザセット(ピザとサラダ)を、ディナータイムは、前菜、パスタ、ピザ、メイン、デザートなどをアラカルトで用意する。
テナントは入居するが、スクエアでは月に1、2回の頻度でポップアップイベントを開催していく。2月には中野のフレンチレストラン、松㐂、スパイスカレー店の水曜カレーとの2つのイベントを実施予定だ(詳細はInstagramで確認)。
天神町交差点の景色に、新たな色が加わる。ピザを片手に、シェアスペースでの新たな出会いを楽しもう。
クレイジーピザ アット スクエア(CRAZY PIZZA at SQUARE)の詳細はこちら
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