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折りたたみ電動バイクのシェアリングサービス『Shaero(シェアロ)』が2021年9月1日にローンチした。同サービスは、都内各所に設置されたステーションから電動バイクを借り、乗り捨て感覚で返却できるというもの。コンパクトに折りたためるバイクなので駐車場所も探しやすく、収納も楽。駅などの人混みを避け、効率よく移動できるとあり、感染防止対策の面でも期待されている。
「当初は自由に移動できる『便利さ』を届けようと思ったのですが、実際に電動バイクに乗ってみると、『楽しさ』こそが、このシェアリングサービスで提供できることだと気付きました」と代表の畑翼は語る。
電動アシスト付きとはいえ、体力を消耗する自転車と違い、通勤や通学に利用してもエネルギーを温存できるメリットもある。渋谷から六本木までのおよそ2.5キロを10分弱で移動でき、電気代は30キロの走行で約10円。自転車より速く、車よりもエコ、人にも環境にも優しい移動手段なのだ。
レンタル方法は、アプリに登録するだけ。最寄りのステーションを探し、電動バイクのオンとオフもアプリで操作。目的地近くのステーションの充電ケーブルに接続すれば返却も完了する。15分200円、24時間2,000円、30日間2万円で乗り放題というプランがあり、乗り続けるとアプリが一番安いプランに自動で移行してくれる。
バイクのため、原付免許が必要。ヘルメットの着用が義務付けられるが、小型EVに特化したメーカーに特注した車体は軽量で、簡単にコントロールできる。
シェアリング車両は600台まで確保され、1年後には23区内を中心に200ステーションの設置を目指す。電動バイクをシェアすれば、都会での毎日がサステナブルな日常へ。まずは、ステーションから街を駆け巡ってみてはいかがだろう。
テキスト:間庭典子
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