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西武多摩川線で畳まず自転車を持ち込める実証実験をスタート

期間は7月1日から3カ月間、固定できるベルトを車内に設置

テキスト:
Genya Aoki
西武多摩川線
西武多摩川線(Photo: ジュンP/PhotoAC)
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西武鉄道は2021年7月1日(木)から、自転車を折り畳まずに車内に持ち込める『西武多摩川線サイクルトレイン』の実証実験を開始する。

期間は2021年9月30日(木)までの3カ月間。目的は、自転車を使って普段の行動範囲を広げることにより地域交通の利便性を拡充することと、自動車に比べて二酸化炭素(CO2)の排出量が少ない電車と自転車を組み合わせることで地球環境に優しい移動手段の選択肢を提供することだ。

実施エリアは多摩川線全線で、多磨駅を除く武蔵境から是政駅間で利用できる。持ち込める車両は武蔵境駅寄りの1号車で、1列車当たりの上限は8台までだ。対象列車は下記の。

対象列車
・平日(月〜金曜)
上り:是政駅発、10時09分〜15時45分
下り:武蔵境駅発、10時06分発〜15時42分
※各駅改札入場は10時から、改札出場は16時まで

・土・日曜・祝日
上り:是政駅発、8時09分~17時45分
下り:武蔵境駅発、8時06分~17時42分
※各駅改札入場は8時から、改札出場は18時まで 

西武多摩川線
乗車イメージ

自転車と共に乗り込む際は、ホームのサイクルトレイン乗車位置で待機する。車内ではスタンドを立てて、設置してある固定ベルトを自転車に巻きつけ、乗っている間は転倒しないように支えておく必要がある。

対象時間内でも、混雑時などは断られてしまう場合もある。そのほかも細かい注意事項があるため、利用する前には必ず公式ウェブサイトを確認してからトライしてほしい。 ややルールが煩雑だが、電車と自転車という組み合わせは現実的に最も汎用性の高いエコな移動手段であるのは間違いない。また、富士急行でも6月26日から「サイクルトレイン」の実証実験をスタートしている。新たな生活スタイルとして根付くのか、これからも目が離せない。

『西武多摩川線サイクルトレイン』の詳細情報はこちら

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