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さようならシャンシャン、上野動物園の人気パンダが中国に無事到着

21日に返還、中国ジャイアントパンダ保護研究センターへ

Hisato Hayashi
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Hisato Hayashi
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©︎Tokyo Zoological Park Society
上野動物園での様子(Photo: ©︎Tokyo Zoological Park Society)
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上野動物園のシャンシャンは、2017年6月12日に生まれたジャイアントパンダ。長らくの間、多くの来園者たちの注目を一身に集めていたが、2023年2月21日、両親の故郷である中国へと帰っていった。

シャンシャンを乗せた飛行機は、日本時間の21日12時45分に成田空港を離陸。成都双流国際空港に向けて旅立った。出国手続き中には、好物のパンダ団子や、リンゴ、タケノコなどをよく食べ、落ち着いている様子をみせたという。

飛行機は18時15分に中国へと着陸。成都双流国際空港を出発し、輸送車で約2時間の距離を移動した。22時45分に中国ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地へ到着している。

繁殖研究の目的のもと、日本にやって来た両親から生まれたシャンシャンの所有権は中国にあり、当初は満24カ月で返還を予定していた。新型コロナウイルスの影響により延期され、今回の帰国となった。今後、シャンシャンは中国で繁殖パートナーを探すという。

生まれてすぐ、上野動物園で名前を募集した際には、過去最多の32万2581件もの応募が集まったシャンシャン。2017年から2023年まで、赤ちゃんのころのかわいらしい様子や、すくすくと成長し、元気に過ごす姿をたくさん見せてくれた。別れは寂しいものだが、中国でものびのびと暮らしてほしい。

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