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今年開業70年の節目を迎える「グランドプリンスホテル高輪」と「ホテル椿山荘東京」とは、それぞれ歴史ある日本庭園を持つことで知られる。この春、両ホテルの庭園で実施されるのが、竹に穴を開けて明かりをともす「竹あかり」による演出だ。同企画は、伝統ある竹あかりを総合プロデュースする「CHIKAKEN」とコラボレーションしたもの。春が到来した日没後の静かな公園で、幻想的なひとときを過ごせる。
グランドプリンスホテル高輪の庭園には17種類約210本もの桜の木があり、都心に位置しながら約2万平方メートルの広さを誇る。高輪の地では江戸時代から、旧暦の1月と7月の26日の夜に月を拝む「二十六夜待ち」という月見行事が行われていた。
竹あかりはその伝統にちなみ、日本文化を想起させるデザインを起用。港区指定有形文化財の「観音堂」や山門付近、小路など庭園内のさまざまなエリアに設置される。竹あかりの演出は通年の実施を予定しており、毎日17時30分から23時までを予定している。
ホテル椿山荘東京の庭園には、ホタルの生息する「ほたる沢」や鎌倉時代の史跡がある。都心とは思えない森林を舞台にした竹あかりによる演出は、夜の庭園散策が気持ちいい夏まで実施。水車のある「聴秋瀑」から「木春堂」へ続く約25メートルの小路エリアに、約40本の竹ぼんぼりと約14個の竹まりを装飾する。
さらに三重塔裏にあるツバキの苔庭(こけにわ)エリアやホテル5階の空中庭園では、竹まりをデコレーション。期間は2023年4月10日(月)から 9月18日(月・祝)までで、日没から23時の間ライトアップがされる。
両ホテルの庭園への入場は無料。竹あかり演出の詳細はグランドプリンスホテル高輪とホテル椿山荘東京の公式ウェブサイトから確認してほしい。
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