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昨今、外食産業のフードロス削減に向けた飲食店の取り組みが注目されている。日々の食事の中でも環境への配慮は心がけたいもの。そんな中、神田のラーメン店、炭火焼濃厚中華そば 海富道が、未利用魚を使ったメニューの販売を開始。水揚げした魚を余さず使用した濃厚な中華そばだ。
買い手がない魚を炭火焼きでおいしいだしに変え
未利用魚とは、サイズの規格外や消費者になじみがない珍しい魚、漁獲量が多過ぎて余った魚など、需要がなく買い手がない魚を指す。味や栄養素、鮮度には問題がないものの、水揚げされて大量廃棄される魚を生かしたいという思いから、今回の新作ラーメンが企画された。
メニューは『海富(しーふー)そば』(850円)。「海の富を余すことなく活かす道」というコンセプトの店名が入った、濃厚な中華そばだ。だしとなる未利用魚は、一度炭火焼きして魚の頭から尻尾まで余すことなくスープに使用されている。このスープと細麺が絡み、濃厚な味わいに。定食(1,000円)にすると、ごはんや別添えのチャーシューも楽しめる。
うまいラーメンとフードロス解決を両立してSDGsの実現へ
運営を担うMUGENは、2014年から『もったいないプロジェクト』として、有楽町にある居酒屋、築地もったいない プロジェクト 魚治を中心に、フードロスの解決と社会に還元する仕組み作りを行ってきた。
炭火焼濃厚中華そば 海富道では今後も、おいしさとSDGsの実現を両立したメニュー開発に取り組む予定だ。海の恵みを余さず詰め込んだ一杯を試してみては。
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