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1日1組貸し切りの宿、里山十帖 THE HOUSEが南魚沼にオープン

築150年の古民家をリノベーション、雲海を望める露天風呂も

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Time Out editors
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2021年7月22日(木・祝)、新潟県魚沼地域に残る貴重な古民家をフルリノベーションした、1日1組限定貸し切りタイプの里山十帖 THE HOUSEがプレオープンする。

運営する自遊人は、「真に豊かな暮らし」の提案、発信を目的に2014年に新潟県南魚沼市に里山十帖を開業している。今回はさらに新たな体験を提案、発信するべく開業に踏み切ったという。「“快適に”、雪国の暮らしと自然を体感する。」をコンセプトに、今後5〜6棟の古民家を整備してホテルとする予定。第1弾は南魚沼市の棚田が広がる泉盛寺という集落にたたずむ古民家をリノベーションしたIZUMIだ。料金は1棟4人まで一律16万円から(朝食付き)。5人以上は最大7人まで1人ごとに1万円の追加料金が加算される。

総ケヤキ、築150年の古民家でラグジュアリーで快適な時間を

里山十帖 THE HOUSE
リビングルーム

IZUMIは古民家の典型的な間取りをほぼそのまま生かしつつ、現代でも暮らしやすい住宅としてリノベーションしている。古民家の弱点とされる「寒さ」についても、現代の断熱技術を取り入れて克服済みだ。

リノベーションした古民家は築150年のかやぶき屋根で、柱や差しがもいは総ケヤキ。家の中心になるのは「おえ」と呼ばれるいろりの間だ。断熱を施したためいろりが使用できないのは残念だが、縁をテーブルとして使えるように石組みに変更。奥に広がる座敷二間も、可能な限り壁を抜いて窓にしている。

里山十帖 THE HOUSE
ベッドルーム

2階はデスクを備えたベッドルームで、1台100万円以上する2台のセミダブルベッドは、天然素材の寝具で有名な石川県金沢市の石田屋製だ。座敷も含めると、最大宿泊人数は7人。

「おくどさん」があった場所に新しく設えたキッチンには、IHクッキングヒーター、冷蔵庫や電子レンジ、食器なども常備してあるのがうれしい。

里山十帖や地元の名店の料理に舌つづみを打つ

里山十帖 THE HOUSE
夕食例(早苗饗)

夕食の選択肢は3つ。1つ目は『ミシュランガイド新潟2020』で一つ星を獲得した里山十帖内の『早苗饗』、2つ目は周辺に点在する、同じくビブグルマンやミシュランプレートを獲得した店、3つ目は客室での調理だ。

里山十帖での夕食には送迎サービスがあるほか、周辺の店はコンシェルジュが予約代行してくれる。すぐ近くには道の駅もあるので、自室での料理も不自由しない。朝食は里山十帖からのデリバリーも可能だ。

唯一無二の露天風呂から越後の山々と雲海を望む

里山十帖 THE HOUSE
露天風呂

浴室は内湯と露天が一つずつあり、露天風呂からは日本百名山である巻機山、霊峰八海山など上越国境の山々の絶景が楽しめる。南魚沼の雲海出現率は日本有数で、秋と春には70%以上の確率で現れるというので、雲海を独り占めできるかもしれない。

驚くべきは温泉だ。すぐ近くに湧出する『越後ゆきぐに温泉』を使っているが、この源泉が宿泊施設として入浴できるのは何とこのホテルだけだという。里山十帖での夕食をとる場合、里山十帖の湯処 天の川にも入浴できるので、2つの温泉を比べてみるのもいいだろう。

里山十帖 THE HOUSEの詳細はこちら

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