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中目黒に地球の質量を感じるラウンジ「SANU NOWHERE」がオープン

宮崎発の人気タコスレストラン「SANBARCO」や「ONIBUS COFFEE」が入居

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
SANU
画像提供️:SANU
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2024年9月7日、タコス・ナチュラルワイン・コーヒー・映画・音楽が楽しめる複合型のラウンジ空間サヌ ノーウェア(SANU NOWHERE)」が中目黒にオープンした。

同施設は地下1階から3階までの4階建てで、1階にレストランとカフェ、地下1階には食事はもちろん、映画や音楽が楽しめるラウンジスペースが広がる。2・3階は、サブスクリプション型の別荘を利用できるサービス「SANU 2nd HOME」などを提供するライフスタイルブランドであるSANUの本社オフィスだ。

サヌ ノーウェア
画像提供:SANU

同社の理念である「Live with nature. 自然と共に生きる。」を体現する「地球の質量を感じる」場所をテーマに、エントランスやラウンジに巨石を設置するなど、各所に「大地のかけら」が点在しているのが面白い。神奈川や岐阜などから採取したという岩石が、大地の香りや石の冷たさといった自然が持つダイナミズムや安心感を与えてくれる。

サヌ ノーウェア
画像提供:SANU

デザインは、自然の素材を使ったダイナミックな建築を得意とする武田清明建築設計事務所が務めた植栽は日本橋のホテル「K5」などを手がけたYard Worksが担当し、北半球の大木、乾燥帯の風景、湿潤な里山など地球の東西南北、多様な場所に生きる植物を寄せ植えされている。

サヌ ノーウェア
Photo: Ryosuke Kondo

店を入ってすぐに見えるのは、中目黒を代表するスペシャルティコーヒーショップである「オニバスコーヒー(ONIBUS COFFEE)」だ。コーヒーメニューのほか、練馬にある「コンビニエンスストア高橋」の天然酵母を使ったサワードゥーのサンドイッチをはじめ、焼き菓子などのフードも楽しめる。

サヌ ノーウェア
Photo:Ryosuke Kondo

宮崎発の本格タコスレストランが開店

奥に入ると「サンバルコ(SANBARCO)」のキッチンが目に入る。メキシコ・エンセナーダの食文化にインスパイアされた本格タコスとナチュラルワインを提供している宮崎県の名店が東京初出店を果たした。

タコスはエビ・サバ・ビーフ・ラム・ビーガンの5種類を用意。オーナーシェフの大上良輔が世界中を旅して培ったスパイス料理と、和のだしを絶妙に融合させたタコスに、関東一円の生産者から仕入れた旬の食材を乗せた逸品だ。

メキシコチレとキーライムのオリジナルサルサを使用するなど、現地の食文化や伝統製法を尊重しながらも、「型に囚われない」タコスを、ぜひ自分の五感で堪能してほしい。このほか、パスタ・スープ・サラダなどメキシカンアペタイザーも用意。今後は東京産の食材を取り入れ、オリジナルのタコスを展開する予定だ。

サヌ ノーウェア
Photo:Ryosuke Kondo

地下1階には、食事ができるテーブルとチェアや大きなスクリーンが設置されている。「地球を愛する人々が集う」きっかけを作るため、自然に関するショートムービーが毎週末上映される。毎週金曜日にはDJやアーティストによるパーティーや自然事象について学ぶトークイベントも開催予定。

「NOWHERE」という言葉は「どこでもない」という意味だが、都市と自然の境界をなくし、特定できない唯一無二な場所を作るという理念が込められている。人間が区画した土地という概念を取払い、人工物と自然が共存する心地よさを体感してみては。

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