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来たる2024年3月1日(金)にリニューアルオープンを迎える「彩の国さいたま芸術劇場」の、新たな門出を記念する公演「埼玉回遊〈特大号!〉~風と土地のロマンス」の上演決定が発表された。同劇場の休館中に、埼玉県内の各所で展開してきたプロジェクト「埼玉回遊」の集大成として新たに創作される舞台作品だ。
彩の国さいたま芸術劇場といえば、ピナ・バウシュのヴッパタール舞踊団をはじめ、インバル・ピントやナチョ・ドゥアト 、ヤン・ファーブル、ディミトリス・パパイオアヌーなど、欧米の著名なコンテンポラリーダンス作品を数多く招へいしており、首都圏のダンス好きにとっては欠くことのできない存在だった。2022年10月から大規模改修のため長期休館していたため、再開を待ち遠しく思っていた人も少なくないだろう。
リニューアルの幕開けを飾る「埼玉回遊〈特大号!〉~風と土地のロマンス」では、芸術監督の近藤良平が自ら構成・演出を手がける。ダンスカンパニー「コンドルズ」を率いる近藤は、NHKで放送され人気を博した「サラリーマン体操」で知られ、同劇場とも馴染みの深いダンサーであり振付家だ。
本作品では、休館中のプロジェクト「埼玉回遊」で近藤がリサーチを重ねてきた県内の多様な文化の中から、川越の神楽や木遣を伝承する人々、本庄の怪談師、三芳町の車人形保存会などが出演する。全席指定のチケットは、一般2,000円、25歳以下1,000円で、上演日程は3月9日(土)、10日(日)の各14時から。彩の国さいたま芸術劇場の新たなスタートを祝福したい。
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