[title]
世界的に有名な音楽家・作曲家である坂本龍一が、2023年3月28日、71歳で亡くなった。所属事務所やレコード会社などが連名でホームページに訃報が報告された。坂本は2014年に中咽(いん)頭がんが発覚。闘病生活を経てもなお、黙々と音楽制作と向き合っていた。
坂本といえば、「レヴェナント」や「戦場のメリークリスマス」など、ハリウッド大作の映画音楽を手がけたことで知られている。最も有名な作品は「ラストエンペラー」の音楽で、1988年にアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、グラミー賞を受賞。音楽のみならず俳優としても活躍し、「戦場のメリークリスマス」や「ラストエンペラー」にも出演した。
東京藝術大学在学中からスタジオミュージシャンとして活動を始め、山下達郎、大貫妙子らの著名な日本人ミュージシャンと共演。細野晴臣、高橋幸宏と「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を結成。電子楽器を使ったバンドとして、当時としては画期的な存在だった。
2023年1月に、12作目にして最後のスタジオアルバム「12」をリリースしている。
関連記事
『坂本龍一が音響監修した映画館が「東急歌舞伎町タワー」内に開業』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら