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オスカー受賞の音楽家、坂本龍一が71歳で死去

「ラストエンペラー」や「戦場のメリークリスマス」などの映画音楽で知られる作曲家

Kaila Imada
テキスト:
Kaila Imada
翻訳::
Runa Akahoshi
Photo: Andrea Raffin/Shutterstock
Photo: Andrea Raffin/ShutterstockRyuichi Sakamoto at the 74th Venice Film Festival in 2017
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世界的に有名な音楽家・作曲家である坂本龍一が、2023年3月28日、71歳で亡くなった。所属事務所やレコード会社などが連名でホームページに訃報が報告された。坂本は2014年に中咽(いん)頭がんが発覚。闘病生活を経てもなお、黙々と音楽制作と向き合っていた。

坂本といえば、「レヴェナント」や「戦場のメリークリスマス」など、ハリウッド大作の映画音楽を手がけたことで知られている。最も有名な作品は「ラストエンペラー」の音楽で、1988年にアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、グラミー賞を受賞。音楽のみならず俳優としても活躍し、「戦場のメリークリスマス」や「ラストエンペラー」にも出演した。

東京藝術大学在学中からスタジオミュージシャンとして活動を始め、山下達郎、大貫妙子らの著名な日本人ミュージシャンと共演。細野晴臣、高橋幸宏と「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を結成。電子楽器を使ったバンドとして、当時としては画期的な存在だった。

2023年1月に、12作目にして最後のスタジオアルバム「12」をリリースしている。

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