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鉄道駅の素晴らしさを測る方法はいくらでもある。例えば、行き先の豊富さ、ホームへのアクセスやナビゲーションが容易であることは重要だろう。ただ、何より我々にとって重要なのは、車内で楽しむ軽食やビールをそろえるためのショップや飲食店がどれだけ充実しているか、ということかもしれない。
ヨーロッパについては、そうした要素が網羅された駅を、『European Railway Station Index』というランキングで知ることができる。最近、その2021年版が発表された。
このランキングは、消費保護団体であるConsumer Choice Centeが、ヨーロッパ大陸にある主要な50カ所ほどの駅をさまざまな要素に基づいて毎年ランク付けしているもの。特に鉄道ファンは、毎年の発表をとても楽しみにしている。
2021年のナンバーワンに選ばれた駅は、ドイツの都市、ライプツィヒの中央駅だ。リサーチャーたちは、この駅を選んだ理由を、国内路線の数が多く、ショップやレストランも充実しているからとしている。まっとうな選考理由だ。
2020年に1位だったロンドンのセント・パンクラス駅3位に転落。ブレグジットとは、おそらく関係はない。そのほかトップ5に入ったのが、2位がウィーン中央駅、4位はアムステルダム中央駅とモスクワのカザンスキー駅だった。10位までのランキングは、以下の通り。
European Railway Station Index 2021(Consumer Choice Center発表)
1. ライプツィヒ中央駅
2. ウィーン中央駅
3. セント・パンクラス駅(ロンドン)
4. アムステルダム中央駅
4. カザンスキー駅(モスクワ)
6. フランクフルト中央駅
6. ミュンヘン中央駅
8. クールスキー駅(モスクワ)
9. ミラノ中央駅
10. バーミンガム・ニューストリート駅
全51駅のランキングはこのページからダウンロードできる。いつか再び気軽に訪れることのできるヨーロッパ旅行に向け、食やビールも充実させた鉄道旅を計画するためのリストとして、見てみるのもいいかもしれない。
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