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休暇はくつろいでゆったりと過ごしたいと考える人が多いだろう。しかしそれとは逆に、新しいスリリングな景色に出合い、自分に挑戦することこそが旅なのだと考える冒険家もいる。ここで取り上げたいのは、エッフェル塔に登ったり、タイムズスクエアで人混みに果敢に挑んだりするのとは別のことだ。
世界には自然の驚異と言える場所があり、勇敢で活動的なタイプの人々は、そうした場所で休暇を過ごすことを好む。だが、そのうちのいくつかは非常に危険でもある。自然が残酷な支配者であるということは、動かぬ事実なのだ。
イギリスのバケーションレンタル検索ウェブサイト「Holidu」による調査で、大自然に抱かれた世界のレジャースポットのうち、危険な場所が明らかとなった。それによれば、世界1位は、ヨーロッパ最高峰の「モンブラン」だ。
モンブランはイタリアとフランスにまたがっており、スキーやハイキングを楽しむ人に人気のスポット。調査によると、平均年間死者数は100人に上る。また「重大事故」は平均で年間22件起こっている。これはアメリカのヨセミテ公園に続き、2番目に多い数である。
ランキングの2位は、スコットランドのベン・ネビス。イギリス国内で最も高い山で、年間死者数は3人と比較的少ないが、事故件数は20件と多い。
3位は富士山だ。日本を象徴するこの火山では年間7人が亡くなっており、11件の事故が起きている。
ランキング全体を見ると、トップ10のうち実に9カ所が山岳である。トップ10の全てが岩場を歩く場所となっており、11位のコロラド川(アメリカ)で初めて、性質の異なる場所が浮上した。
トップ10は以下の通り。
1. モンブラン(イタリア、フランス)
2. ベン・ネビス(イギリス)
3. 富士山(日本)
4. エベレスト(中国、ネパール)
5. キリマンジャロ(タンザニア)
6. ヨセミテ国立公園(アメリカ)
7. テーブル・マウンテン(南アフリカ)
8. マッターホルン(スイス)
9. グランド・キャニオン(アメリカ)
10. モハーの断崖(アイルランド)
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