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ふいに秋が訪れた今、暗くて寒い冬はもうすぐそこだ。逃げ出すなら今しかない。夏のバカンスが素晴らしいものであるということに異論はないが、12月から2月にかけての時期にこそ自分へのご褒美が必要、という人は多いだろう。うれしいことにヨーロッパには、低予算でその望みがかなう場所がいくつもある。
このほど、レンタカー比較ウェブサイトの「DiscoverCars.com」が、目的地選びに役立つランキングを発表した。毎年恒例のランキングで、冬の旅行先として知られる欧州10都市を調査し、総合点を比較するものだ。
それによると、1位に輝いたのはポーランドのクラクフ。50点満点中38点をマークして、3年連続で首位獲得となった。
クラクフは東欧の歴史の宝庫。この街には、冬の憂うつを晴らしてくれるような、地下の隠れ家バーも多数存在する。また、調査によるとレンタカー代がほかの都市に比べ群を抜いて安く、手頃に楽しめるレストランの数も665軒に上る。何よりありがたいのは、1パイントのビールの相場が、なんと10ズウォティ(約360円)程度ということだ。
クラクフと僅差の37点でランキングの2位につけたのは、チェコのプラハ。1206軒もの安価なレストランがあることに加え、低価格な宿泊施設やフライトを探しやすいことが評価を底上げした。3位はベルギーの首都、ブリュッセル。世界有数の美しい広場といわれるグランプラスをはじめ、無料で楽しめる観光施設の数が多いことが高得点の理由だ。また、ロンドンのヒースロー空港を拠点としたフライト料金の項目でも、調査対象の都市の中で最も安い98ポンド(約1万8,000円)となった。
ランキングの全体は以下の通りだ。
1. クラクフ(ポーランド)
2. プラハ(チェコ)
3. ブリュッセル(ベルギー)
4. パリ(フランス)
5. ブダペスト(ハンガリー)
6. タリン(エストニア)
7. ベルリン(ドイツ)
8. アムステルダム(オランダ)
9. ウィーン(オーストリア)
10. コペンハーゲン(デンマーク)
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『Revealed: the best budget-friendly cities to visit in Europe this winter(原文)』
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