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SNSなどの影響もあり、日本や韓国の若い世代の間で昭和歌謡やシティポップが聴かれている。そんな中、韓国で人気を集めたレコードカフェをインスパイアした「レココ(RECOCO)渋谷」が2店舗目を2024年7月28日にオープンした。
レコードにA面とB面があるように、同店舗もside A店とside B店がある。2023年12月にオープンしたA店では、1時間超が行列ができる程の反響を受けて、この夏席数をほぼ倍の18卓にした「B店」を開店。より多くの人が待ち時間を気にせず楽しむことができる。
全席指定席で、料金は1ドリンクと席のチャージ料(平日1,320円、土・日・祝日1,650円税込み)が設定されている。混雑時は90分制なので、ゆったり楽しみたい時は平日利用がおすすめ。客は店内にある聴きたいレコードを同時に3枚まで自由に持っていって、席で聴くことができる。
機材はオート式のレコードプレーヤー。スタートのボタンを押すだけで自動で針を落としてくれるので、レコードを傷つける心配が少ない。使い方の動画と説明書があるので初めての人でも自分でセット出来る。ヘッドホンはビジュアルを意識して、「THE FIRST TAKE」で使用されているSONY製を採用した。
席は2〜4席がけで一つのレコードを聴くという仕組みで、友人やカップルなどの2人連れの客が多い。客は10〜20代が7〜8割で、初めてレコードに触れる客ばかり。「当店がレコードの魅力を知るきっかけになれば」と同店を運営する株式会社ポムの代表である川浦敦也は語る。
300種類程のレコードを扱っており、宇多田ヒカル、King Gnu、魔女の宅急便などの邦楽、エド・シーラン(Ed Sheeran)、デュアリパ(Dua Lipa)などの洋楽とキャッチーな面々が揃う。そのほかにも、K-POPやR&Bなどを取り揃える。リクエストでレコードを増やすこともあり、今後さらに200〜300枚程を少しづつ増やしていくという。
おすすめのカフェメニューはクリームソーダ。メロンソーダの上にバニラアイスとさくらんぼが乗っており、王道な味と見た目は安心感がある。レトロ感のある見た目はレコードと相性が良い。少しほろ苦いチョコ味のバームクーヘンは、円盤の形と層ができていることからレコードととてもよく似ている。真ん中の空洞にはレコードのラベルのような装飾がされていて、写真映えもバッチリだ。
デジタルに慣れた今だからこそ、アナログ感あるレコードの魅力に触れてみては。
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