[title]
2022年9月8日は、悲劇的で極めて重大な日となった。
イギリス女王である、エリザベス2世が96歳で死去した。このニュースは、バッキンガム宮殿が同日夜に発表。宮殿は声明で「女王は今日の午後、バルモラルで安らかに息を引き取られました。(新)国王と王妃は、今晩バルモラル城にとどまり、明日ロンドンに戻る予定です」と述べた。
1926年生まれのエリザベス2世が、イギリスの君主になったのは1953年。彼女はチャールズ皇太子の母、ウィリアム王子とハリー王子の祖母であり、カラフルな帽子の愛好家でもあった。夫のフィリップ殿下は2021年4月に死去している。
またエリザベス2世は、自分に会いに来た群衆と安全な距離を保つのではなく、間近で接するという「ロイヤルウォークアバウト」という伝統を導入したことでも知られる。
王室をどう思おうが、彼女の死はイギリスという国の「変化の瞬間」を意味する。今後数週間のうちに、チャールズ3世が国王として戴冠し、切手や貨幣が新しい君主の顔に変わることになる。
エリザベス2世の葬儀は、18日(日)にウェストミンスター寺院で2000人の参列者を前に行われると見込まれている。その後、ザ・マルを行進する予定。その模様は、市内外の大型スクリーンで放映されるだろう。
葬儀の日、イギリスは喪に服すことになる。ロンドンではビッグベンの鐘の音は弱められ、店などは早く閉まり、市民が献花できる場所が設けられる。
関連記事
『The Queen has died at the age of 96(原文)』
『英国王室ゆかりの地を巡るオンラインツアー、無料招待の参加者を募集中』
『3万輪の真紅のバラ咲く「屋上庭園」がホテルニューオータニに登場』
『隈研吾が設計する英国アンティーク博物館「BAM鎌倉」が誕生』
『約40年間停止していたロンドンの発電所、総合商業施設として再生』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら