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世界各国の国境が再び開かれるにつれ、多くの国際的なホテルや休止を余儀なくされていたフライトが再開している。そうした旅行業界の動きに合わせるように、オーストラリアのカンタス航空が、長らく休止していた国際線のフライトを再開する意向であることを発表した。
最終的には政府の決定にも左右されることになるが、ワクチン接種率の高いシンガポール、アメリカのほか、日本、ニュージーランドなどへのフライトが、2021年12月中旬から再開される見込み。一方、インドネシア、フィリピン、タイ、南アフリカなど、ワクチン接種率の低い国へのフライトは、早くても2022年4月からの再開になるという。
今回の発表では、カンタス航空が12機保有しているエアバスA380のうち、5機をアメリカやイギリスへのフライトへ使用する計画も示された。同機材の復帰計画は、従来の見通しよりも1年早いものとなる。
カンタス航空がオーストラリアの国境閉鎖に伴い国際便の運航を休止したのは、2020年3月。今回の発表は、オーストラリアへの海外旅行再開に向けた良い一歩といえるだろう。シドニーやメルボルンで再び街歩きするのが楽しみだ。
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