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メンズ、レディースの高級服からビューティアイテム、アクセサリーなど何でも揃う高級デパートとして知られる「プランタン」。その本店に立ち寄らずして、パリ旅行は終わらないといえるだろう。
しかし近いうちに、ニューヨークのマンハッタンにおいてプランタンでの買い物が楽しめることになる。2025年春、同デパートがアメリカに再出店して最初の店舗をウォール街1番地の「One Wall Street」にオープンすることを発表したのだ。
プレスリリースでは新店舗について「プランタンは、急速に変化する金融街のウォール街1番地に立つ50階建ての歴史的ランドマークにオープンします。この店舗はブランド変革における次章の始まりです。ローカルなアプローチをもたらし、オムニチャネルとシームレスな体験の増加に焦点を当てた、これまでとは異なる規模の店舗となるでしょう」と説明している。
フードメディアのEaterによると、この店舗にはSaga Hospitalityがプロデュースする5つのレストランが入る予定。ファインダイニングからカジュアルなカフェまでが楽しめ、全てのメニューは新しくてこの場所だけのものになることを広報担当者が認めたと、同メディアはレポートしている。
パリのオスマン大通りに初めてプランタンがオープンしたのは、1865年。1980年代から積極的に海外出店していたが、1990年代後半までにいったん撤退した。現在では、パリに2店舗、フランス国内に15店舗以上、カタールのドーハに1店舗を展開している。アメリカ市場への再進出は、明らかに長い年月をかけて実現した。マンハッタンのダウンタウンという歴史ある場所への出店が、この事実に一層深みを与えているといえる。
「ランドマークビルであるOne Wall Street は、同じくランドマークであり象徴的なプランタンのパリ旗艦店と似たような伝統を受け継いでおり、アメリカおよびニューヨークの第1号店にとって絶好のロケーションとなっています。ニューヨークのインテリアランドマーク50選にも入っている歴史的な内装のレッドルームは、この店の多くの見どころの一つとなるでしょう」と、プレスリリースでも出店地への意味が強調されている。
プランタンの新店舗ができるのは、ニューヨークを代表するデパートの一つである「Century 21」から徒歩5分ほどの場所。2025年、この2つの2店舗ががどのような違いを見せ、またどのような共通点を持つのか、今から楽しみだ。
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