[title]
2022年7月17日(日)、サンフランシスコのプレシディオ(元軍駐屯地に作られた国立公園)を通るトンネルの上に新しいエリア、Presidio Tunnel Topsがオープンする。
「サンフランシスコ版ハイライン」とも呼ばれているこのプロジェクトは、プレシディオを横断する車道が耐震上危険と判断された30年前にスタート。デザインは、「本家」を手がけた設計事務所が担当している。
新エリアの広さは14エーカー(5万6656平方メートル)。トレイル、ピクニックサイト、キャンプファイヤーサークル、原生植物園などで構成され、これらの全てからゴールデンゲートブリッジとアルカトラズ島が見える。特に、自然遊具エリアであるOutpostは、岩や倒れた木の幹で作られた遊具があり、家族連れにぴったりといえる。
Presidio Tunnel Topsまではダウンタウンから無料シャトルバスPresidiGoが出ていて、市内を走るいくつかの路線バスで行くこともできる。バスが停まるのはトランジットセンター。到着後はその近くにあるビジターセンターへ行き、地図を受け取り、公園の歴史に関する解説展示を見るのがおすすめだ。
トランジットセンターには、今年の夏か秋にカフェがオープンする予定だが、それまではフードトラックや屋台の食事を楽しむことができる。レストランのオープンも計画されている。またプレシディオ内には、ウォルト・ディズニー・ファミリー・ミュージアムのカフェをはじめ、10軒近くの飲食店がある。
この革新的なエリアの建設には、地域住民や公園のプランナーなどによる多くの人が関わり、建設費用の9,800万ドル(約121億2,000万円)は、資金調達キャンペーンを通して集められた。
グランドオープンを記念して、7月から10月にかけて無料イベントが開催される予定だ。
関連記事
『ハイラインインスパイア系高架公園、ロンドンのカムデンタウンに建設』
『上空から銀座を見下ろす、2キロメートルにわたる空中庭園建設計画が浮上』
『設計者が語るバンコクの新空中庭園、チャオプラヤースカイパーク』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら