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難民に交通手段を提供する企業や、たくさんのウクライナ人を受け入れる国が出るなど、東ヨーロッパでの戦争は世界を行動へと駆り立てている。それと同時に、象徴的な行動が世界レベルで波及しているようだ。
例えば、カナダのケベック州にあるレストラン、Roy Jucepが取った行動。この店はフライドポテト、チーズカード、グレービーソースを組み合わせたカナダの名物料理『プーティン(poutine、写真上)』を、1964年に初めて作ったと主張していることで知られている。
残念なことに、その料理名が「Putin」のフランス語表記である「Poutine」と同じであり、発音も同じなのだ。そう、今世界中から軽蔑されているロシア大統領の名字だ。ロシアのウクライナ侵攻以降、店ではこの料理の名前をシンプルに『チーズ・フライドポテト・グレービー(Cheese-fries-gravy)』へと変更した。
今回の戦争で改名された料理はこれだけではない。イギリスのセインズベリーなどのスーパーマーケットでは、『チキンキエフ(Chicken kiev)』の「kiev」を、よりウクライナの言い方に近いつづりと発音である「kyiv(キーウ)」へ変えた。
また、イスラエルのテルアビブにあるPutinというパブは、店名を単に「Pub」とした。さらに、世界中のバーでは『Moscow Mule(モスコミュール、「モスクワのラバ」の意)』を、『Kyiv Mules(キエフミュール)』や『UN Mule(国連ミュール)』などへと改名する動きも見られる。
ロシアがウクライナへの侵攻が続く限り、こうした「改名」はしばらく続きそうだ。
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