007シリーズの本拠地スタジオが、ビジター向け施設を建設

ロンドン郊外にあり、ハリウッド大作を含む数々の作品、特に『007』シリーズが撮影されている映画スタジオとして有名なパインウッド・スタジオ。かねてからこのスタジオが計画していた施設の拡張について、地元議会がゴーサインをだした。

『​​Screen Hub UK』と銘打たれた拡張計画では、5億7,000万英ポンド（約856億円）をかけ、現在の77エーカー（約31万平方メートル）あるスタジオコンプレックスの隣接地にイギリス映画産業の「グローバル成長ハブ」を目指す施設を建設。詳細は詰められていないが、一般の人々に門戸を開くビジターアトラクション施設のほか、製作関連施設、トレーニングのための拠点ができる見込みだ。

また、イギリスにおけるハリウッド作品の本拠地としての今の地位を高めるべく、新しいスタジオスペースも増設。さらに「建設エリア周辺の生態系と生物多様性を広範囲に向上させる」計画も盛り込まれている。

拡張計画が前進したことについて、パインウッドグループの会長であるポール・ゴールディング会長は「この決定により、スタジオへの継続的な投資とイギリスにおける映画やテレビ業界への支援を継続できます。私たちは今、映画にインスピレーションを得たビジターアトラクションや世界クラスのトレーニングセンターを造る機会を得ました」と述べた。

今のところ、オープン日は未定となっている。

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