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「ペルガモン博物館」は、ベルリンで最も壮大な文化施設の一つ。ここは古代ローマやギリシャのモニュメントを原寸大で復元したことで有名だが、イスラム美術や中東の作品も数多く展示している。最大の見どころは、やはり約2000年前の巨大な構造物であり、博物館の名前の由来にもなっている「ペルガモン祭壇」だろう。
この考古学博物館へ行く予定があるなら、早めに行った方がいいかもしれない。同館は、14年間かけて行う16億ユーロ(約2,522億円)の改修プロジェクトのために、2023年10月23日一時閉館すると発表したのだ。
14年もの改修期間の中で、当初は博物館全体が完全に閉館となるが、今後数年間で部分的に再開されるという。北ウイングとペルガモン祭壇のあるホールの公開は、2027年春に再開される見込み。一部のコレクションは道路を挟んだ反対側にある分館「パノラマ」で引き続き観ることができ、それ以外の展示品は他施設に貸し出される。
同博物館の一時閉館は2023年3月に発表された。この改修は、ベルリンの博物館島地区を改善するための幅広い計画の一部でもある。このプロジェクトで最も重要なのは、島のほかの博物館との接続部分の建設だろう。
うれしいことに、ペルガモン博物館の一時閉館までには多少の時間の余裕がある。さらに、素晴らしい展示をゆっくり観られるよう、今後数カ月間の開館時間が延長されている。詳細は、ペルガモン博物館の公式ウェブサイトで確認してほしい。
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