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世界最大の美術館として知られるフランスのルーブル美術館が、そのコレクションのほぼ全てをオンラインで公開しているのを知っているだろうか。同美術館ウェブサイトの「ルーブル・コレクションズ」と呼ばれるセクションへ行くと、なんと48万2000点もの美術作品を完全に無料で見られるのだ。
このサービスがスタートしたのは、2021年春。世界中の美術館や博物館がその1年前からバーチャルやオンラインをキーワードにした取り組みを発表してきたなか、ルーブルの「デジタル化」は後発ではあったが、実現したのはうれしい限りといえる。
膨大な数のオンライン展示作品の中心は、ルーブル美術館と国立ウジェーヌ・ドラクロワ美術館から集められた絵画、版画、スケッチ、オブジェ、彫刻。さらには、隣接するチュイルリー公園やカルーセル庭園の彫像も含まれている。作品の多さに圧倒されているかもしれないが、心配は無用。作品は部門やテーマ別で見たり、インタラクティブなマップを使い展示室を探索しながら楽しむこともできる。
パリでは5月から経済活動が徐々に再開され、ルーブル美術館などの文化施設も再オープンしている。しかし、海外旅行へ行くのはまだハードルが高いだろう。実際に訪れるようになるまで、オンラインで世界最高峰の美術コレクションを楽しむのはどうだろうか。
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