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2022年5月30日、『2025年日本国際博覧会』(以降『大阪・関西万博』)会場に出展する民間パビリオンの構想概要と出展場所が発表された。出展企業は全12団体。各出展者が同万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿って工夫を凝らし、個性を生かした展示や演出を実施する。来場者が感動と共感と共に、未来社会を体験できるパビリオンの実現を目指していく。
出展企業と構想概要は以下の通り(企業名:「パビリオン名称」の順に表記)。
バンダイナムコホールディングス:「ガンダムパビリオン(仮称)」
「機動戦士ガンダム」をテーマに未来社会の課題解決に向けた実証実験や、人と人のつながりによる「共創」の実現、リアルとバーチャルの連動した未来体験を提供。ガンダムが示す可能性を感じられるパビリオンを目指す。
ゼリ・ジャパン:「BLUE OCEAN」(ブルーオーシャン)
「海の蘇生」をテーマに掲げ、来場者に今までにない体験を提供。2014年に建築分野の国際的な賞であるプリツカー賞を受賞した坂茂が建築設計を手がけ、展示コンテンツは日本デザインセンターの原研哉と原デザイン研究所が担当する。
電気事業連合会:「電力館(仮称)」
テーマは「エネルギーの可能性で未来を切り開き、いのち輝く社会の実現へ」、コンセプトは「可能性のタマゴ」だ。エネルギーの「可能性のタマゴ」と、それらが集まることで開かれる未来が体感できる。共に「いのち輝く未来」へ進んでいくきっかけとなることを目指す。
日本電信電話(NTT):「NTT PAVILION 2025 NATURAL 生命とITの<あいだ>」
「Natural 生命とITの<あいだ>」をテーマに「拡張するパビリオン」「生きているパビリオン」「一緒につくるパビリオン」「循環するパビリオン」をコンセプトとして提示する。万博を訪れる人々がワクワクするような未来、社会課題への気づきを感じることができるだろう。
パナソニック ホールディングス:「パナソニックパビリオン(仮称)」
「解き放て。こころとからだとじぶんとせかい。」がコンセプト。α世代の子どもたちに「ノモの国」と名付けた体験を通じて、自身の秘められた可能性「天分」に気付き、未来社会に向けて希望を抱いてもらえるようなパビリオンの実現を目指す。
玉山デジタルテック:「初志・創新」
台湾独自の技術(テクノロジー)、智能(スマート ソリューション)、文化(カルチャー)、連携(パートナーシップ)をコンセプトに「都市×地方、大自然、生命力」の三大エリアを設け、最新デジタル技術により人々の視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚と感性の「六感」に響く感動を届ける。
住友 EXPO2025 推進委員会:「住友館」(仮称)
未来を作る子どもたちと全ての人に、リアルとデジタルを駆使した、ここにしかない森での体験を提供。また、パビリオン建設に当たっては、住友グループが全国に保有する森の木材を全面的に活用する。
飯田グループホールディングス:「飯田グループ×大阪公立大学 共同出展館」
構想概要は、「ただいま/TADAIMA」というキーワードを軸に、大阪公立大学との共同研究テーマであるウエルネスと人工光合成技術を活用した「いのち輝く未来社会」を、時空を越えるナビゲーターのメッセージと共に体感できる。
このほか、吉本興業ホールディングス、パソナグループ、日本ガス協会、三菱大阪・関西万博総合委員会が出展を予定している。2025年の一大祭典を今から心待ちにしよう。
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