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2023年12月23日(土)~12月28日(木)、大阪の大型アートフェスティバル「Study:大阪関西国際芸術祭 Vol.3」が開催。第3回目となる今回は、大阪市内各所での展覧会に加えて、アートの販売プログラム「Study:アート&クリエイティブフェア」や、スタートアップを対象としたビジネスコンテスト「StARTs UPs」も同時に実施される。
第1弾のアーティスト発表では、ストリートとアートの関係を再考する「STREET 3.0:ストリートはどこにあるのか」や、Chim↑Pom from Smappa!Groupなどが参加する「STREET3.0関連展」などを紹介。第2弾では、宇宙空間から帰還したアート作品の世界初公開や人気ボカロプロデューサーのインスタレーション、巨大バルーン展示など、注目のラインアップが発表された。
「大阪大学中之島センター」では、「コズミック・エネルギー:宇宙の起源 / Cosmic Energy: The Origins of the Universe」が開催。大阪大学の社会ソリューションイニシアティブとともに、国際宇宙ステーション(ISS)の外部に設置され、数カ月間宇宙を航行した野村康生の作品「ほしの姿観」を中心とした展示だ。「宇宙の真理とは、私たちの生きている現実とは、一体どう成り立っているのか」という壮大な問いを、さまざまな視点から考察する。
「ルクア イーレ」では、インターネットカルチャーの担い⼿と若⼿アーティストがコラボレーションする異色のインスタレーション「拡張される音楽 Augmented Music」が展開。椎乃味醂、たなか、はるまきごはんなど、人気ボカロプロデューサーたちが参加する。
ルクア イーレの2階には、芸術家・彫刻家である野原邦彦の作品が展示されている。吹き抜けの空間に浮かび上がるのは、巨大バルーン作品「雲間」。エントランス部分には、日常のふとした瞬間に感じる幸福感をイメージして「オムレツマント」が展示されている。
芸術祭を展開の船場エクセルビル会場では、Chim↑Pom from Smappa!Group 卯城竜太とエリイが登壇するトークイベント「 道とは何か」、美術家・会田誠による鍋の会。ICHION CONTEMPORARY B2会場では、南條史生が登壇する「南條史生と語る井上有一と書」など希少かつ貴重なトークイベントも行われる。
さらに、アート&クリエイティブフェア会場とルクアイーレ4階の「拡張される音楽」展覧会エリアで、オフィシャルショップをオープン。参加アーティストのグッズや、芸術祭プログラム「AP」で展開される日本では入手が難しい香水や特別に選書した書籍などここでしか手に入らない商品ばかりだ。
現在、全会場に何度でも入場できる前売り共通パスが販売中だ。詳細は、公式ウェブサイトを確認してほしい。まもなく開幕する同アートフェスティバルで、注目の展示やインスタレーションを楽しもう。
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