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台湾プロダクトが集結、誠品生活日本橋に「台湾エクセレンス ポップアップストア」

台湾版「グッドデザイン賞」の受賞製品から21社104品を展示販売

編集:
Genya Aoki
寄稿::
Michikusa Okutani
台湾エクセレンス ポップアップストア
画像提供:台湾エクセレンス ポップアップストア
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誠品生活日本橋で、2022年8月18日(木)〜10月17日(月)の2カ月間、「台湾エクセレンス ポップアップストア」がオープンする。「台湾エクセレンス(TAIWAN EXCELLENCE)」とは日本の「グッドデザイン賞」に相応する、優れた台湾ブランド製品に贈る賞のこと。今回は、受賞製品から代表的台湾ブランド21社104製品が展示販売される。

例年展示会のみを3〜5日間ほど実施していたが、今回初めて実際にその場で製品を購入できる店舗として展開する。「MIT(メイドインタイワン)」の逸品がこれだけ揃う機会はめったにないため、見るだけでも十分価値があるだろう。

台湾エクセレンス ポップアップストア
画像提供:台湾エクセレンス ポップアップストア「エキスポ」

「毎日が楽しくなる台湾製品との暮らし」をテーマに、誠品生活日本橋店内の「エキスポ(expo)」「誠品生活市集」「フォーラム(FORUM)」の3つの売り場で展示・販売・イベントを実施。メイン会場となる「エキスポ」では、4グループに分かれて各所に受賞製品が展示されている。

食品販売ブースである誠品生活市集では電気釜やコーヒーメーカーを展示販売。フォーラムではオープニングセレモニーを行うほか、受賞企業の製品を体験できるワークショップを行う。

台湾エクセレンス ポップアップストア
画像提供:台湾エクセレンス ポップアップストア「誠品生活市集」

日本初のリアル店舗

ここからは展示内容の一部を紹介しよう。「アクティブライフ(ACTIVE LIFE)」は自転車やアウトドア用品のコーナー。自転車は「ジャイアント(GIANT)」の製品などすでに日本でも評価され、浸透している分野だ。加えて、「ステップツーゴールド(Step2Gold)」が製作した、歩行を補助するつえがボタン一つで休憩用の椅子に変身し、900グラムと軽量化も実現した「タダチェアー(Ta-da Chair)」(2万1,780円、以下全て税込み)などを展示している。

台湾エクセレンス ポップアップストア」
画像提供:台湾エクセレンス ポップアップストア「タダチェアー」、2017年台湾エクセレンス銀賞受賞

「デジタルライフ(DIGITAL LIFE)」はパソコン、スマートフォン、充電器などのコーナーだ。こちらで紹介される「ライスイヤー(Rice Ear)」製の「ルフトデュオ(LUFT Duo)」(1万6,500円)は手のひらサイズで、軽量(250グラム)のポータブル空気清浄機。 1台で約12畳分の範囲に効果があり、臭いも除去できる。高級感のあるデザインも魅力的だ。

台湾エクセレンス ポップアップストア
画像提供:台湾エクセレンス ポップアップストア「ルフトデュオ(LUFT Duo)」、2020年台湾エクセレンス賞受賞

「クリエイティブライフ(CREATIVE LIFE)」では文具、カメラ、オーディオスピーカーを紹介。石灰石を主原料とする新素材で作られた紙「ストーンペーパー」を使用した、「台湾ロンミン(Taiwan Lung Meng)」の特製ノート(6,050円)。紙に比べて優れた強度と耐水性を持つ。

台湾エクセレンス ポップアップストア
画像提供:台湾エクセレンス ポップアップストア「ストーンペーパーノート」、2020年台湾エクセレンス金賞受賞

「ヘルシーライフ(HEALTHY LIFE)」は食器、マッサージ器、シャンプーのコーナー。「アセラ(ACERA)」が生み出したマグボトル「大豊収」シリーズ(1万6,280円)は、職人の技術で六角形のハチの巣と金色の小さな蜜蜂が立体的に浮き上がるデザインを施したもの。伝統的な台湾テイストを現代にマッチさせた工芸品としても優れた製品だ。特許技術の高温焼成セラミックによって、ミネラルウォーターのような甘みが感じられるそう。

台湾エクセレンス ポップアップストア
画像提供:台湾エクセレンス ポップアップストア「大豊収」シリーズ、2020年台湾エクセレンス賞受賞

かつての日本同様、台湾は優れた「OEM」(相手先ブランド名義での製造)の受注先として世界を相手に研さんを積んできた。特に半導体産業は世界トップレベルで、「iPhone」の生産の大半を手がけるのが台湾企業の「ホンハイ(鴻海)」なのは有名である。 そんな台湾の企業が、蓄えてきた実力をもとに一歩踏み出し、オリジナルブランドを立ち上げるのは自然の成り行きだろう。

すでにさまざまな分野でプロモーションが始まっていて、台湾エクセレンスのイベントも日本で2014年から開催されてきた。だが台湾グルメの影に隠れて、今だに広く知られているとは言いがたい。MITの品々は年々、デザインは研ぎ澄まれ、品質は向上し続けている。イベントに訪れてみれば、その実力とセンスに驚くこと間違いなしだ。

併せて、台湾関連の書籍から生活用品が一通り揃う台湾マニアの聖地・誠品生活日本橋そのものも堪能しよう。

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