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ニューヨークのベーカリーカフェが「オニオワッサン」を発売

韓国でブームになったフュージョンパン

Christina Izzo
テキスト:
Christina Izzo
翻訳::
Time Out Tokyo Editors
The Onioissant at Cafe W & Bakery
Photograph: courtesy of Cafe W & Bakery | The Onioissant at Cafe W & Bakery
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 「クロナッツ」や「クラフィン」、レインボークッキーをトッピングしたものなどを見て分かるように、ニューヨークのベーカリーではクロワッサンの常識を覆し、大胆にアレンジしたメニューが度々登場する。

最近もクロワッサンの新たなフュージョンメニューが、クイーンズのフラッシングを拠点するCafe W + Bakery」で食べられるようになった。その名も「オニオワッサン」だ。

「オニオワッサン」は、元々韓国でブームになったパンメニューの一つ。インスピレーションになっているのは、日本のおにぎり。そう、伝統的には塩鮭や梅干しなどの塩味や酸味のある具を入れたご飯を、三角形や円筒形に成形し、のりで包んだ食べ物だ。

Cafe W + Bakeryのオニワッサンには、米は一切使われない。代わりにバター風味の薄いヴィエノワズリー生地(この店の小麦粉やバターはフランス産の高級品)を三角形に成形。その空洞部分に塩味のフィリングを入れ、仕上げに印象的なのりを貼り付けている。

味はベーコンとチャイブ、クリームチーズを使った朝食風バージョン、たらことマヨネーズを合わせたシーフードバージョンの2種類で、それぞれ6.50ドル(約1,023円)。クロワッサンを味わいたいけれども、甘いものはあまり好きではないという人にはぴったりのメニューだ。

このベーカリーカフェでは、古き良きパン・オ・ショコラ、カンパーニュ、チーズケーキ、ティラミス、ムースケーキなどベーカリーやパティスリーやの定番をラインアップ。その一方で、フランスの伝統とアジアの風味の融合にも挑戦し、小豆入りのバター菓子や黒ゴマとフランボワーズ風味のクロワッサンなども販売してきた。この「オニオワッサン」は、その頂点に立ったメニューといえるだろう。

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