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2月に表参道・青山で開催されるアート展3選

川内倫子、窪塚洋介、豊原国周など

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Chikaru Yoshioka
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© Liane Chu | |
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ここでは、2025年2月に表参道・青山エリアで開催されるアート展をピックアップ。窪塚洋介の東京での初個展、川内倫子や濱田祐史らによるグループ展、浮世絵師・豊原国周の過去最大級の回顧展と、ジャンル別に厳選して3つ紹介しよう。この季節のアート散歩を楽しんでほしい。

身土不二

身土不二
Yosuke Kubozuka, Courtesy of Akio Nagasawa Gallery

Akio Nagasawa Gallery Aoyama」で、窪塚洋介の個展「身土不二」が開催。窪塚の初の東京での個展となる。

これまで大阪で2回の陶芸作品展を開催した窪塚。今回は陶芸作品に加え、自己の表現の幅をさらに広げ、ペインティングによる平面作品にも挑戦した。

会期中は、窪塚本人が参加するオープニングレセプション、トークイベント、クロージングレセプションといった計4回のイベントも開かれる。チケットは同ギャラリーの公式ウェブサイトから販売中だ。また、開催に併せて、作品集も刊⾏する。アーティスト・窪塚の創造的探求がどのように展開されるかを心待ちにしたい。

なお、開館・休館日と開館時間は週ごとに異なるため、詳細については公式ウェブサイトのカレンダーを確認してほしい。

2月11日(火)〜4月4日(金)11〜19時(2月11日は16時まで)/入場は無料

Each View

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© Yuji Hamada

アートギャラリー「ヘンキョー(HENKYO)」で、写真家の川内倫子、濱田祐史、そして日本で初展示となるペインターのクリスチャン・フランゼン(Christian Franzen)、朱麗晴(Liane Chu)を迎えたグループ展が開かれる。

それぞれの作品が、鑑賞者の視点によって異なる解釈を引き出し、具象と抽象の間に広がる曖昧な領域を探求する本展。写真が描き出すリアリティーや絵画が生み出す想像力が交錯することで、「見る」という行為そのものに問いを投げかける。

風景や光、色彩といった形状の断片が織り成す視覚的体験は、固定された意味を超え、鑑賞者の感性によって、新たな物語を生み出すだろう。

2月1日(土)〜3月1日(土)12〜19時/休館日は日・月曜・祝日/入場は無料

生誕190年記念 豊原国周

生誕190年記念 豊原国周
豊原国周「加賀美山再岩藤」(個人蔵)前期展示

幕末から明治にかけての浮世絵師である豊原国周(1835~1900年)の過去最大級の回顧展が「太田記念美術館」で開催。これまで紹介される機会の少なかった知られざる巨匠・国周の、初期から晩年までの作品群約210点を展示する。

大迫力の役者絵や繊細で優美な美人画はもちろん、初期に手がけた武者絵から、風景画、最晩年の子ども絵まで、ジャンルと時代に偏りなく選定された作品を通して、国周作品の魅力に迫る。

注目は、代表作である『具足屋版役者大首絵』シリーズ12点と、初公開の肉筆美人画『遊女とほととぎす』(前期、個人蔵)。また、大酒飲みや破産宣告、117回の引っ越しなど、信じがたいようなエピソードに満ちている人物像も併せて紹介する。

国周の世界をじっくりと堪能してほしい。

※2月1日(土)~3月26日(水)10時30分~17時30分(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(2月24日は開館)、2月25〜28日料金は1,200円、学生800円、中学生以下無料

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