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2021年7月1日から8月15日(日)まで、日本橋の室町エリアで『オリンピック・アゴラ(Olympic Agora)』が開催されている。このイベントは芸術、文化、スポーツを通じてオリンピック精神や理念を伝える文化プログラムだ。同エリアには一連のアート作品が展示されるなど、近代オリンピックのレガシーを伝える6つのプログラムを展開する。
主催は本部がスイスのローザンヌにあるオリンピック文化遺産財団、運営はオフィシャルパートナーとして三井不動産が行う。
まず注目してほしいのは、コレド室町テラス3階(受付は地下1階)で展開している『オリンピック・スピリット展』だ。ローザンヌにある世界最大のオリンピックアーカイブであるオリンピック・ミュージアムによる特別展で、145点の宝物を「歴史とシンボル」「アスリートが表現するオリンピック・バリュー」「オリンピズムの団結力」という3つのセクションに分けて紹介する。
1896年開催のアテネ大会以降のオリンピックで掲載された歴代のポスターや聖火トーチ、各大会で授与された金、銀、銅のメダル、過去の開会式で使用された衣装など数々の文化遺産が展示。
同エリア一帯が会場になっており、コレド室町の大屋根広場には、世界的なフランス人アーティストのグザヴィエ・ヴェイヤンが特別に制作した彫刻『The Audience』や、デジタルアーティスト集団のMoment Factoryによる映像作品『表彰台の記憶』、三越前駅地下歩道では「オリンピアン・アーティスト・イン・レジデンス」プログラムと称して、6人のオリンピアン、パラリンピアンによる「のれん」作品が並ぶ。
また、日本橋三井タワー1階アトリウムには巨大な金メダル『TOKYO2020 ビッグメダルモニュメント』が設置。福徳の森には、リレーなどのバトンタッチの瞬間を想起させる光の彫刻『連帯と協力』が展示されている。この作品は現代アーティストの戸鋪誠(とじきまこと)によるもの。夜にはライトアップされ、日本橋の街を彩る。
同展の入場は全て無料で、『オリンピック・スピリット展』は10~20時の開催。新型コロナウイルス感染症対策のため、公式ウェブサイトで事前予約が原則必要(1組5人まで)だが、当日の入場者が少なければ現地の受付で入場も対応している。
同ウェブサイトでは、バーチャルツアーも開催されているので遠方の人などは活用してほしい。
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