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ニューヨークを象徴するランドマークが、今最も必要とされる施設として利用されることになった。
ニューヨーク州知事であるアンドリュー・クオモとニューヨーク市長であるビル・デブラシオは、ワクチン接種の取り組みを強化するなか、世界的に有名な野球場である、ヤンキースタジアムを新型コロナウイルスワクチンの接種センターとして、2021年2月5日から使うことを発表した。
ヤンキースタジアムでは、接種要件を満たしたブロンクス区民のみを対象にワクチン接種を行う予定。最初の週で1万5000人分の接種に対応できるよう準備されている。ワクチンの摂取の対応時間は、週7日、8時から20時まで。
過去数週間、ブロンクス区では新型コロナウイルスの陽性率がニューヨーク州の中で最も高く、新しい摂取センターはその状況に直接対処することを目指している。
ニューヨーク・ヤンキースは、以下のような声明を発表。「我々は新型コロナウイルスの壊滅的な影響を認識しており、ブロンクス区の住民にワクチンを接種するための場所としてスタジアムを提供できることは光栄なことである」
デブラシオは、「この巨大なスタジアムこそ、私たちの正義感から生まれた『NYCワクチン・フォー・オール』という草の根的取り組みの象徴だ。ヤンキースタジアムは、たくさんのワールドシリーズ優勝記念バナーが並んでいる場所として知られてきたが、しばらくはブロンクス区の地域の人々が、必要とされるワクチン接種を受ける場所として認知されることになる。これは新型コロナウイルス感染症で最も被害が大きかった近隣住民のために、正義を貫き、立ち上がることなのだ」と述べている。
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