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ニューヨーク観光局が文化施設など向けの割引プログラムを実施

2021年10月限定、市内の人気ヴェニューが参加

Melissa Kravitz Hoeffner
テキスト:
Melissa Kravitz Hoeffner
Solomon R. Guggenheim, New York City, NYC, museum
Photograph: Shutterstock
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ニューヨークが不滅だったというのは誰もが知っていることだが、この1年は多くのことが遅れた、または失われたということに関しては、議論の余地がないだろう。

こうした状況を受けて市のさまざまな機関や組織は、ニューヨークの魅力を新たな「レンズ」を通して再発見してもらうため、地元民や観光客向けの宣伝活動を活発に行っている。

ニューヨーク市観光局が2021年10月の1カ月実施しているプログラム『It's Time for Culture』もその一つ。これは期間中、市内の博物館、文化施設、舞台芸術施設、オフブロードウェイのショーなど40以上の施設が、安く楽しめるという施策で、1人分の料金で2人分のチケットが買える、チケットが25%オフになるといったサービスが受けられる。

ニューヨーク市観光局社長兼最高経営責任者(CEO)であるフレッド・ディクソンは、「ニューヨークにおける文化と舞台芸術の復活は、私たちの復興において、極めて重要かつ祝福すべきものです。10月のこのお得な機会を通して、地元民や観光客には、活気あるニューヨークにおけるたくさんのワールドクラスの芸術や文化を体験、サポートしていただきたいと思っています」と述べている。

『It's Time for Culture』プログラムに参加しているのは、カーネギーホール、メトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ホイットニー美術館、ユダヤ博物館、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館など多数の劇場や文化施設。その中には、オフブロードウェイで最も長く上演されている作品『Perfect Crime』もある。

なお、現在ニューヨークでは『Key to NYC』プログラムを実施中。12歳以上の人はレストラン、美術館、舞台芸術やコンサート会場、スポーツアリーナ、フィットネスセンターなどほとんどの屋内活動で、新型コロナウイルスのワクチン接種証明の提示が必要だ。

原文はこちら

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