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ファッションブランドの創業者としてその名をとどろかせた一族が住む家を、想像したことがあるだろうか? だが、改めて考えてみる必要はないようだ。というのも、ごく最近売りに出されたグッチ一族の邸宅を見れば事足りるのだから。そこには、同ブランドが手がけたアイテムと同様に華美で贅沢な空間が広がっている。
2棟から成るこの邸宅は、ブランドの2代目であるアルド・グッチが1940年にフィレンツェからローマへ移った後に建てたもの。歴史地区からは車でわずか10分という距離で、街で屈指の高級住宅街の中に位置している。
2棟のうち大きい方である母屋は、一族が祝日や記念日で集う際によく使用した場所だ。合計約1万平方メートルもの緑豊かな敷地には、プールも設けられている。デザインのベースはもちろんイタリアの様式だが、特徴的な出窓などに、イギリスのマナーハウスの影響も見られる。これは、グッチの妻であるオールウェン・プライスがイギリス出身のためだ。
母屋には、2つのバスルームとウォークインクローゼットが付いた主寝室のほか、複数のリビングや寝室、ビリヤードルーム、最上階の特別室、さらにスタッフエリアまである。小さい方の館はやや手入れの必要があるものの、ゲスト用の離れとして最大限活用し得ると、不動産販売会社「Forbes Global Properties」のアドバイザー、キアラ・ジェンナレッリ(Chiara Gennarelli)は語っている(参照:Mansion Global)。
なるほど、申し分のない物件のようだ。だが、金額に関してはそれ相応を覚悟しなければならない。2棟を合わせた価格は、実に1,500万ユーロ(約24億円)だ。
やや予算オーバーだろうか? ならば、写真でそのゴージャスな中身を見てみよう。
確かに、アップデートの必要はありそうだ(ピンクの大理石やチェック柄のカーペットが好みだというのでない限り)。それでも大枚をはたく準備ができているという人は、Forbes Global Propertiesの公式ウェブサイトで詳細を確認してほしい。
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