[title]
誰の故郷にも英雄もしくは、悪名が高い人がいるものだ。Wikipediaでどの有名人がどこの出身かを調べることを楽しんでいるあなたに、「Notable people」というぴったりのツールがある。
2022年7月下旬にリリースされたこの新しいインタラクティブマップは、世界の都市、町、郊外に生まれた最も有名な人物を表示するというもの。基になっているのは、紀元前3500年から2018年の間に生きた有名な人たちを一挙に注目度ランキングで評価した「A cross-verified database of notable people, 3500BC-2018AD」というデータ。
フィンランドのヘルシンキを拠点とするマップデザイナーのトピ・ツカノフが、Mapboxを使って開発したこのツールを開くと、さまざまな場所に政治家、スポーツ選手、ミュージシャン、作家などの名前が表示される。名前の文字の太さにより、注目度が一目瞭然。また、デフォルトでは全てのカテゴリーの著名人が表示されているが、「文化」「発見と科学」「リーダーシップ」「スポーツとゲーム」という4つのテーマで絞り込むことも可能だ。
大都市だけではなく、より広域の郊外地域なども網羅されているため、著名人の意外な出身地を知ったり再認識できるのも、このツールの楽しみの一つといえるだろう。例えば、バラク・オバマはアメリカのハワイ州ホノルル出身で、クリスティアーノ・ロナウドはポルトガルのマデイラ島フンシャルの出身だという。
確かに、このツールが示す情報は、完全に正確とはいえない。Wikipediaでさえ100パーセント正しいとはいえないからだ。しかし全体としてはかなりクールで、地理や著名人について「探索」するのには魅力的なツールといえる。
試しに、自分の出身地をズームインしてみるといいだろう。あなたも同郷だとは知らなかった意外な人物の名前が出てくるかもしれない。
関連記事
『This cool map shows the most famous people from every town on earth(原文)』
『人情味あふれる銀座を再発見、「銀座でしかできない60のこと」(日本語版)をリリース』
『墨田区の魅力を60層にレイヤー化した「メタ観光マップ」がついに完成』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら