ニュース

西荻窪の暮らしを楽しむデイリーカフェ、ノフ コーヒーが開店

サクサクのアメリカンビスケットとヘルシーデリを堪能

ノフ コーヒー
Photo: Kisa Toyoshima
広告

吉祥寺や高円寺、中野など、独自のカルチャーが根付く中央線沿い。昔ながらの個人商店や個性的な飲食店が点在する西荻窪に、アメリカンビスケットや和食材がアクセントのヘルシーデリを楽しめるノフ コーヒー(nof coffee)がオープンした。

ノフ コーヒー
Photo: Kisa Toyoshima

西荻窪駅南口から歩いて5分ほど。善福寺公園をイメージした鮮やかなスモーキーグリーンが店の目印だ。地元で30年以上愛された、カントリーキルトマーケットという輸入生地や雑貨を扱う店があった場所で、外観や店内にもその雰囲気が引き継がれている。

ノフ コーヒー
Photo: Kisa Toyoshima

50席ほどある店内は、ベビーカーや子ども連れでもゆったり過ごせるソファ席や電源完備のカウンター席があり、もちろんWi-Fiも完備。店内の鮮やかな壁面は、ニューヨークでアートを学び西荻窪で活動しているアーティスト、ハラダエリコが手がけている。

ノフ コーヒー
Photo: Kisa Toyoshima

ノフ コーヒーのコンセプトは「西荻窪暮らしを楽しむ友達の店」。置かれている椅子のデザインがバラバラなのは、ブランドもノーブランドも、古いものも新しいものも関係なく、好きなものを楽しむ西荻窪で暮らしている人の部屋をイメージしたという。

看板メニューの『アメリカンビスケット』(350円)は、外はサクサク、中はふんわりとした食感。控えめな甘さは白砂糖ではなくメープルシロップを使用、自家製バターミルクで焼き上げている。プレーンの他にあんバター、メープルバター、季節のフルーツなどもあり、こだわりのコーヒーとの相性も抜群だ。

ノフ コーヒー
Photo: Kisa Toyoshima

ランチには『7種のnofプレート』(1,500円)と『ビスケットサンドプレート』(1,400円)があり、2種類のプレートをベースにプレーンビスケットのチョイスなど、ほか3種類のバリエーションも楽しむことができる。(プレートにはオニオンキャラメルスープが付き、ドリンクは指定のセットで200円引き)。

『ベーコンエッグビスケットサンド』は、白みそとサワークリームの爽やかな甘酸っぱさが特徴で、ビスケットの甘さにベーコンエッグの塩気がマッチ。サラダの塩こうじフレンチドレッシングドレッシングはマイルドな味わいで、バルサミコソテーのゴボウは食欲を刺激する酸味が程良いバランスに。野菜をたっぷり使い、白砂糖は不使用。発酵食品や和食材を組み合わせたこだわりのヘルシープレートだ。

ノフ コーヒー
Photo: Kisa Toyoshima

おいしいだけでなく、ヘルシーで体が喜ぶメニューは、オーガニック食を中心に、ケータリングや青山のファーマーズマーケットなどに出店しているシェフの庄野真愛が開発を担当している。ビスケットサンドやコーヒーはもちろん、プレートで食べられるデリはテイクアウトもできる。1人で、デートで、仕事で、友達とも、日常に溶け込んだデイリーカフェを目指す、ノフコーヒーならではのメニューをぜひ味わってみてほしい。

コーヒー豆やハラダエリコのアート作品、オリジナルデザインのトートバッグなども購入できる。今後は杉並区で活躍する作家やアーティストの作品などの展示も行って行う予定だ。

ノフ コーヒー
Photo: Kisa Toyoshima

店名のノフ(nof)は、「nostalgic our future(懐かしい未来)」を略したもの。今も昔もどこか牧歌的な西荻窪の暮らしは、農業や文化を育んできた街の歴史があるからこそ。直木賞作家の角田光代や詩人の谷川俊太郎、人気漫画家の久住昌之など、今も昔も多くの文化人に愛される杉並区。そんな街の暮らしの魅力を詰め込んだノフコーヒーで、西荻暮らしを追体験してみよう。

ノフ コーヒーの詳細はこちら

テキスト:阿部仁美

関連記事

自由が丘の「街の酒屋」へ、コーヒーとナチュールワイン店がオープン

深まる秋は高円寺へ、チャイスタンドのジュレー2号店がオープン

東京、ロースタリーカフェ7選

東京、ベストカフェ50

蔵前に作り手の物語を伝えるグローサリー、マークトが開店

東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

最新ニュース

    広告