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人形町駅前にハシゴ酒を楽しむ横丁タワー「ハシゴ楼」が誕生

ミシュラン寿司やベトナミーズビストロなどおすすめ店を5つ紹介

テキスト:
Genya Aoki
ハシゴ楼
Photo: Aya Morimoto1階
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伝統と革新が交錯する街、人形町に新たな食の注目施設「ハシゴ楼」が、2023年7月6日(木)にオープンする。場所は、人形町駅前A6出口から徒歩1分の立地にある、人形町交差点に面する281平方メールの小さなスペースだ。三菱地所による都市型商業施設「エムズクロス人形町」の1~5階に入居する飲食ゾーンで、1階につき3、4店舗が入居している縦積みの「楼閣式横丁」になっているのが大きな特徴だ。

ハシゴ楼
Photo: Aya Morimoto

和・洋・中に限らず幅広いジャンルのレストランが全18店舗ラインアップしており、はしごを上るように店舗を回遊しながらハシゴ酒が楽しめる。ここでは、中でも注目の店舗を5つ紹介しよう。

スタンドクレイジークラフトビア

スタンドクレイジークラフトビア
Photo: Aya Morimoto左から「酒専用濃厚ポテトサラダ」、「グレートブルー」(パイント)、「志賀高原ビール IPA」(ハーフ)

ひときわ目を引くピンクのサイネージ看板が目印。まずは、1階にあるクラフトビールスタンドで乾杯しよう。ここは神田淡路町の人気ビアバー「クレイジークラフトビア」の2号店で、国内外のクラフトビールを最大9種類オンタップで提供しているほか、国産レモンサワーなどを立ち飲みで楽しめる。

スタンドクレイジークラフトビア
Photo: Aya Morimoto

夏場なら、富山・城端麦酒の青いフルーツエール「グレートブルー」(ハーフ699円、パイント999円、クレイジー1,599円、以下全て税込み)がおすすめだ。

スタンドクレイジークラフトビア
Photo: Aya Morimoto「せんべろセット」のつまみ例

同店ならではのサービスは、樽生ビールのハーフサイズなど2種類のドリンクとおばんざいのようなつまみ2品を選べる「せんべろセット」(1,500円)だ。11〜17時の時間帯なら、なんと同セットを1,000円で提供。文字通り「せんべろ」が楽しめる。

月島もんじゃ もへじ 人形町

月島もんじゃ もへじ
Photo: Aya Morimoto

もんじゃラバーなら知らぬ人はいない月島の名店「もへじ」が、人形町・日本橋エリアへ初進出を果たした。1871年に創業した魚問屋直営という由緒ある一軒だ。

月島もんじゃ もへじ
Photo: Aya Morimoto

母体である豊洲市場水産仲卸から毎日仕入れている新鮮な魚介を使ったもんじゃが特徴。名物の「明太子もんじゃ」(1,738円)や「いか墨もんじゃ」(1,848円)などはぜひ味わってほしい。

獅子林 人形町

中華獅子林
Photo: Aya Morimoto

連日行列の神戸の町中華が東京初進出。昼はちゃんぽんをメインに、夜は一品料理を中心にした中華バルを営業する。まずは、とんこつスープをベースに、九州直送の柔らかい太麺を使った「獅子林ちゃんぽん」(昼900円、夜980円)がおすすめだ。

獅子林
画像提供:株式会社The DINING「獅子林ちゃんぽん」

ユニークなメニューが味わいたいなら、同店のために開発したという辛みのきいた「麻辣ちゃんぽん」を試してみよう。

ビストロ バイ ニャー・ヴェトナム

ビストロ バイ ニャーベトナム
Photo: Aya Morimoto手前「バインミーサンドイッチ」、左奥「揚げ春巻き 」、右奥「揚げ餅の卵とじボッチン 」

恵比寿に本店を構え、本格的なベトナム料理が楽しめる店として都内に複数店舗展開している「ニャー ヴェトナム」による初のビストロ業態だ。ルアモイ、ネプモイといったベトナムの蒸留酒とパクチーで作ったモヒートのほか、ワインなどをエスニックな屋台料理とともに味わえる。

ビストロ バイ ニャーベトナム
Photo: Aya Morimoto

ホーチミンで購入した雑貨や、ベトナムの道端でよく見かける屋台に使われる手押し車など、本場の内装をあしらった店内で味わえば、まるで現地にいるかのような気分になるだろう。

すし 其一

すし 其一
Photo: Aya Morimoto

ミシュランビブグルマンに3年連続で選出された経歴を持つ初台の寿司店「すし 宗達」の姉妹店。カウンタースタイルの店内で、上質な寿司をカジュアルに楽しめる。肩肘張らず自由に好きな寿司を楽しめるようにしたいという大将の思いから、寿司は1貫からオーダーでき、最安は110円からと手頃な料金で提供する。

すし 其一
Photo: Aya Morimoto
すし 其一
Photo: Aya Morimotoマグロや白身などは切り身の状態で好きな部位を選べる

しかし、出てくる寿司は高級寿司に勝るとも劣らぬ一品ばかり。本店は当日予約ではなかなか入れない人気店だが、ここならふらりと入って食べられるのもうれしい。

ハシゴ酒を楽しむための「ハシゴチケット」を用意

ハシゴ楼
Photo: Aya Morimoto

紹介した店舗のほか、味坊集団の新店舗である「商館味坊」では中国・東北地方の料理とナチュールワインのペアリングが楽しめるほか、トルティーヤと食材にこだわったタコス店「北出タコス(TACOS)」が日本酒とタコスをテーマにした新店「キタデ タコス&サケ」や、代々木上原の人気フレンチ酒場「ナノルナモナイ」などが出店している。

ハシゴ楼
Photo: Aya Morimoto4階

会計は全店舗キャッシュレスのみ。料理は各店舗のスペースで食べる仕組み(共用テーブルなどはない)ので注意してほしい。また、はしご酒が楽しめる「ハシゴラリー」というサービスも実施。各フロアで1,000円以上の会計すると、「ハシゴチケット」が1枚もらえる。これを2枚以上集めたら食事券などの景品を先着で入手できるので、ぜひ活用してみてほしい。

ハシゴ楼
Photo: Aya Morimoto

同施設を担当した三菱地所都市開発部の河賢男(ハ・ヒョンナン)は「今後は、地域のイベントや祭りなどにも参加し、関係性を作りながら人形町の街の発展に貢献できれば」と街との連携について語った。

ハシゴ楼
Photo: Aya Morimoto

老舗の名店が現役で活躍する街に生まれた新たな横丁は、人形町にどんな風を吹き込むのか。ぜひ訪れて、街の活気に触れてみてほしい。

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