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日本初、モネら印象派の絵画の世界に「飛び込むアート」展が日本橋で開催

特別な音響効果と映像投影により作家たちの視点で観た作品世界を再現

テキスト:
Genya Aoki
Immersive Museum
Image: © Bridgeman Images /amanaimages
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最新のテクノロジーを駆使して、モネらをはじめとする 「印象派」の芸術作品の世界をよみがえらせる没入体験型ミュージアム『Immersive Museum』 がコレド室町にある日本橋三井ホールで、2022年7月8日(金)〜10月29日(土)に開催される。 

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同展覧会は、近年演劇やアート、エンターテインメントのジャンルで世界的なトレンドとなっている「Immersive(没入感)」をキーワードにした、新たなアート体験プログラムだ。特別な音響効果と壁面、床面全てに投影される没入映像を組み合わせて、広大な屋内空間に名画の世界を再現。参加者はその空間内を自由に歩き回ることで、音と映像によってあたかも全身で名画の世界に入り込んだような究極のアート体験ができる。

「Immersive Museum
Image: (c) RMN-Grand Palais (Musée d'Orsay)/Hervé Lewandowski/AMF/amanaimages

当初2020年4月17日から実施する予定だったが、 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期。2022年3月に政府から発表された東京都におけるまん延防止等重点措置の解除を受け、満を持しての開催となる。国外への渡航が難しい今、日本にいながらでも、海外の「印象派」の名画を体験できる機会を提供したいという思いから再開催を決めたそう。

Immersive Museum
Image: (c) RMN-Grand Palais (musée de l'Orangerie) / Michel Urtado /AMF/amanaimages

日本開催第1弾となる今回のテーマは「“印象派” IMPRESSIONISM」。世界的に人気の高いクロード・モネの『睡蓮』やドガの『踊り子』、ルノワールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』といった印象派を代表する8人の画家と約70作品を映像化した。高さ6メートル、約700平米の巨大空間に印象派の作家たちの視点で観た作品世界を再現している。

同プログラムでは、19世紀の西洋絵画研究で知られる早稲田大学文学学術院教授の坂上桂子が監修の下、19世紀のフランスで絵画の世界に大きな革新をもたらした作品群を8つのシーンに分けて構成する。それぞれのシーンごとにテーマを設け、元の絵画作品を単純に映像化するだけはなく、作品世界により深く入り込むための独自要素も数多く加えているという。

Immersive Museum
Image: (c) Bridgeman Images /amanaimages

例えば、19世紀当時にモネが見たであろうフランスのル・アーヴル港を最新のCG技術を用いて実際の絵画作品と融合させる『印象、日の出』、印象派の特徴でもある鮮やかな絵の具を分割しスケールを変えて見せることで制作過程の絵の中に入り込んだような体験ができる『印象派の技法』、同じ風景の異なる瞬間を切り取った作品群を連続的につなげることで時間の移ろいそのものが体験できる『モネの連作』などだ。まるで観賞者が画家自身になったかのような「視点の転換」はかつてないアート体験となるだろう。

入場券は大人2,500円、学生は1,500円、小学生以下は無料。チケットは、イープラスなど各チケットプレイガイドで2022年6月初旬から販売予定だ。この夏、絵画の世界に飛び込んでみては。

『Immersive Museum』の詳細情報はこちら

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