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徳島県鳴門市にある、日本初のNFT(Non Fungible Token、非代替制トークン)を専門に扱う美術館、NFT鳴門美術館が2022年3月1日(火)にリニューアルオープンする。
同美術館は、2021年8月に鳴門ガレの森美術館から改称して開館。美術作品に関するNFTの発行から審査、販売までの一次販売と、二次販売として流通させられるマーケットプレイスを提供することに特化しており、国内初の試みとして注目を集めた。
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しかし、開館に際しての内装リニューアル工事が新型コロナウイルス感染症による影響で遅れ、オープンは2度にわたって延期していた。そうした困難を乗り越え、ついに開館にこぎつけた形だ。
今回刷新されたのは茶の間や収蔵庫など。茶の間では休憩やゲームなどができるほか、VR(仮想現実)ゲームやメタバース、NFTの勉強ができる部屋も設けられた。2階のカフェでは、医療機関が監修した無添加の弁当なども提供する。
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開館に際しては、NFT作品をはじめとしたさまざまな作品を展示。以下にその一部を紹介していきたい。
2021年に話題となった映画『竜とそばかすの姫』と、ファッションブランドのアンリアレイジがコラボレーションした衣装は、そのデジタルデータ(NFT)とともに展示。開館記念には全11点が並ぶ。
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さらに、AI(人工知能)が自動で制作した作品を展示する『DEEP ART展』も開催。作品は40台のモニターで見ることができる。
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ヒロ・ヤマガタによる車や原画のコレクション、改称前には館名にもなっていたエミール・ガレの質の高い作品群など、NFT以外のリアルな作品も充実している。
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なお、同美術館をSNSに投稿すると、3月1日限定で入館料が無料になる。そのほかの開館時間や入館料などの詳細は、公式ウェブサイトを参照してほしい。
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