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東京発のNFTオークションハウス「TOTEMO」が、NFTライブオークションイベント「TOTEMO NFT ART LIVE」を原宿の「ジョイント ギャラリー(Joint gallery)」で、2022年10月15日(土)に開催。同日に作品を購入するプラットフォームも公開される。イベントでは、国内のアーティスト2人をフィーチャーし、会場では共同のライブペイントも行われる。
世界初、グラフィティとストリートアートに特化したNFTオークションハウス
TOTEMOとは、世界初の「グラフィティとストリートアートに特化したNFTオークションハウス」だ。オークションを開催し、世界中のアーティストをキュレーションしながらNFT(Non-Fugible Token)として作品を販売している。
そもそもNFTとは、デジタルデータに固有の価値を持った資産を作り出せる技術のこと。デジタル上のアート作品やゲームだけだはなく、著作権や不動産の所有権照明など、多岐にわたり実用化が進んでいる。データを改ざんやコピーができず、誰でも作成、発表できることが特徴である。
TOTEMOでは、グラフィティやストリートアートの「匿名性が高く、一つの場所に限定され、自治体などによって塗り替えられたり、風化したりする」特徴に着目。NFT化して流通させ、恒久的な価値を与えることで、クリエーターの活動領域を拡大させることを目指す。
同じく15日、TOTEMOは招待制のマーケットプレイス(作品を購入するプラットフォーム)である「TOTEMOマーケットプレイス」を公開する。世界中から9人のアーティストをキュレーションし、11月以降にはさらに多くの作品を取り扱うという。
マーケットプレイス開始を記念したイベント開催
イベントに出演するのは、TOTEMOがキュレーションする日本人アーティストのBAKIBAKIとKuuaだ。会場では共同のライブペイントが行われるほか、2人のコラボレーション作品を含むNFTアート6点を、オークション形式で販売する。誰でも無料で参加でき、来場者には特典として「TOTEMOマーケットプレイス」へのアクセス権がプレゼントされる。 オークションでは、その場でイーサリアムでの暗号通貨決済か、クレジットカードで作品を購入可能だ。
まずは見学しに行くつもりで立ち寄ろう
NFT技術は、簡単に複製できてしまうデジタルアートにおける「証明書」や「作者のサイン」の役割を果たす。技術の登場により、デジタルアートにも唯一無二の価値が付与されるようになり、昨年は世界でも約75億円もの高価格でデジタルアート作品が落札される、という出来事もあった。
未来のような現在進行形の話であり、一言では説明しきれない複雑さを持っているのがNFTの領域である。ただ、テクノロジーの話を理解しきれなくとも、アートを鑑賞し、楽しむ権利は誰にでもある。また、実際に売買が行われる現場を覗くと、そのシステムが理解できることもあるだろう。
TOTEMOがキュレーションするアーティストはセンスにあふれており、世界中のグラフィティやストリートアートのトレンドをチェックする上でも絶好の機会。オークションを見学しに行くつもりで立ち寄ってみては。
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