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高尾山口駅前ホテル、タカオネが2021年7月17日(土)に開業する。1990(平成2)年に建築された旧ホテルを海法圭建築設計事務所がリノベーションしたもので、地上5階建ての施設の中には、客室のほか、カフェ&ダイニング、ストア、ラウンジ、ミーティングルーム、スタジオ、たき火ができる「NAKA-NIWA」(中庭)や、バーベキューできる屋上などを完備する。手がけたのは京王電鉄、施設やイベントの運営はR.projectが行う。
体験型ホテルと位置付け、「TURNING」というコンセプトのもと、「訪れた人の日々が変わる場所=TURNING POINT」となるような施設を目指す。ゲストが「自分ならではの高尾活動」を作り上げるために、過ごし方や泊まり方などさまざまな楽しみ「方(カタ)」を生み、サポートを行う。
なかでもとびきりユニークなのは、全ての宿泊プランにアメニティーとしてまきが付いており、「NAKA-NIWA」で自由にたき火が楽しめるようになっていること。アウトドア好きにはたまらないサービスである。
28室ある客室は、「スタンダード」「スーペリア」「テラス」「ルーフトップバス」の4つのタイプを用意。チェックイン時に、高尾山での過ごし方を練ることができる「アクティビティーマップ」を配布するのも同ホテル「ならでは」の取り組みだ。
館内にあるカフェ&ダイニング「Kitchen」は、宿泊客以外も利用できる。7時〜21時まで営業し、朝、昼、夜と多様なシーンに対応。メニューは八王子産の地元食材を使った料理や、高尾ビールと共同で制作したタカオネオリジナルビールなどを提供する。
食事も一つのアクティビティーと捉え、『スモアセット』など「NAKA-NIWA」でたき火を使って調理するメニューも用意。朝食のサンドイッチとドリンクは、バスケットに入れて提供することで、屋上や川、高尾山など施設内外の場所を問わず好きな場所で食べられるよう配慮している。
「STORE」では、地元の作家やメーカーとコラボレーションした土産に最適なオリジナルグッズを取りそろえるほか、中古アウトドアギアのリユース販売や、ハイキングシューズの無料レンタルも実施する。
7~18時の間には館内共用部のほか、屋上や「NAKA-NIWA」などで『テレワークプラン』(1,500円)も提供。Wi-Fi付き、電源完備、ドリンク飲み放題などの至れり尽くせりのサービスもうれしい。
「ワーケーション」でハイキングが楽しめるようにシューズレンタルや荷物の預かり、シャワーの利用も無料でできる。自然に囲まれた開放的な空間で仕事すれば、いつもと違ったアイデアが湧いてくるかもしれない。
ほかにも、朝日を見に行く『裏山サンライズハイクツアー』『街と山を巡る高尾ローカルツアー』『夜間のムササビ観察』など、登山やアウトドアスポーツの枠に捉われないさまざまな過ごし「方(カタ)」を用意。ぜひ、この機会に日帰りでは体験できない高尾山の魅力に触れてみてほしい。
なお、社会状況により、営業時間などは変更の可能性があるので、訪れる前に公式SNSや公式ウェブサイトで確認しよう。
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