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一日中朝食が楽しめるカフェ、プルミエメが代々木公園駅前にオープン

鉄板直焼きの厚切り食パンを半熟卵に付けて食べる『ムイエットプレート』など

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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Photo: Kisa Toyoshima
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「カフェ好きが高じて」。この店のオーナーで、PR会社(SUZU PR COMPANY/SUZU)を運営する鈴江恵子は言う。メニューの食材や器には日常的にカフェ巡りをする彼女ならではの選択眼が感じられる。

代々木公園駅近くのビルの2階に一日中朝食が楽しめるカフェ、プルミエメが2021年5月1日(土)にグランドオープンする。看板もなく、入り口ドアをそのままに、事務所物件をリノベーションした店には隠れ家的な雰囲気が漂う。カウンターの内側には大きな鉄板が設えてあり、ここで厚切り食パンを焼いたり卵料理を作ったりするライブ感がいい。

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鉄板で厚切り食パンを中身はふわふわ、表面はパリッと香ばしくトースト(Photo: Kisa Toyoshima)

終日朝食が食べられるこの店のシグネチャーメニューは『ムイエットプレート』だ。細切りにしたトーストを半熟卵に付けて食べるのは、フランスの朝食の定番。日本の「卵かけご飯」のように広く愛されているメニューだが、日本のカフェでは見かけない。それにビーツ入りのピンクのマッシュポテトや豆サラダ、原木ベーコン、リトアニアのセミハードなデュカスチーズや季節の野菜を彩り豊かに盛り合わせる。

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『ムイエットプレート』卵は白と黄色の2種類。パンはおかわりもできる(Photo: Kisa Toyoshima)

パンは高級食パン専門店のPRで鈴江が最初に担当した、考えた人すごいわの『魂仕込(こんじこみ)』を使用。鉄板で直焼きすることで、短時間で表面がカリッと香ばしくなる。鉄板の使い方や「ぼてぢゅう切り」というヘラの使い方は、お好み焼きのぼてぢゅう直伝。ぼてじゅうも彼女のクライアントだが、この店で紹介されているメーカーや販売元の半分はそうではなく、「好きだから紹介したい」「こういうのがあったらいいな」というものを置いているという。


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ラクレットとモッツァレラの『極厚鉄板チーズトースト』は、席でチーズをかけて完成する(Photo: Kisa Toyoshima)

『極厚鉄板オリーブオイルトースト』には、シチリアのシングルオリジンのオリーブオイルを用いる。このオイルは、一流パティシエやグルメたちに愛されているシチリア産オリーブオイルと食材の専門店、セドリック・カサノヴァのもの。ドライオレガノは枝のまま提供され、香り高い。

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フォトジェニックなドリンクは体にも優しい。『季節のヴィネガーソーダ』と 『有機抹茶クリームソーダ』(Photo: Kisa Toyoshima)

地元渋谷のクラフトアイスを用いた『有機抹茶クリームソーダ』や、ソーダ割りなどで楽しめる『季節のヴィネガー』、22センチもの長さの『季節のロングミルフィーユ』、カフェインを抑えた一番摘みの茶葉にベルガモットから抽出した精油や果実、果肉で香り付けした『アールグレイ緑茶』など、体にも優しいメニューがそろう。

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22センチのロングミルフィーユには季節の果物を用いる。添えてあるのは一流パティシエ御用達、セドリック・カサノヴァのオリーブオイル(Photo: Kisa Toyoshima)

プルミエメのコンセプトは「はじまり」。一日の始まりの食事を楽しみながら、食材やプロダクトとの関係が始まるかもしれない。ちなみにオープン日の5月1日(土)はフランスでは「Le premier mai」と呼ばれ、大切な人にスズランを贈る日。鈴江の「鈴」にもちなんだ店名となっている。

オープン初週のみ営業日が異なるので注意しよう。5月1日(土)~5日(水・祝)まで営業し、6日(金)、7日(土)は休みとなる。

プルミエメの詳細情報はこちら

テキスト:清水美穂子

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