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「高円寺は日本のインド」と言われる。それは有象無象ごちゃまぜな魅力的なサブカルチャーが混在していることがゆえんだが、昨今、良い意味で「らしくない」オシャレなカフェが急増中だ。
そんな高円寺で、2021年5月に注目のカフェ、カフェ チーク(café cheek)がオープン。同じ高円寺北にあるカフェ バー リップ(cafe & bar LIP)の2号店に当たる。
リップといえばかわいいラテアートや、キラキラ美しいフラワーゼリー、旬のフルーツを使ったフレンチトースト、インフルエンサー監修のパフェなど、写真映えする商品を多く生み出し、SNSやメディアで頻繁に取り上げられる話題の店だ。そんな注目必至の2号店が、このたび高円寺駅前1分の好立地に誕生する。
5月中旬ごろのオープンに当たり、なぜ同じ高円寺に2店舗目を決めたのか、思いや背景などをカフェ バー リップ の店長であるこうたろうに聞いた。
「高円寺でここならやりたい」という場所と巡り合った
「『もう一軒お店を出したい』と思って物件を探していた矢先、高円寺だったらここでやりたいと思っていた1棟3階立て物件がたまたま出たんです。見たその日に申し込みました」と、こうたろうは語る。普段、高円寺で店を展開し、人の流れや土地柄を知っているがゆえのスピーディーな判断だ。
「高円寺は個性豊かなお店が多くて、お酒やご飯、スイーツ屋さんまで何でもあり、いろんな飲食店を受け入れてくれるのが魅力。だからここの物件を見た瞬間、絶対やるしかないと思った」と続ける。
店名の由来は、おいしいものを食べて頰が膨らむイメージから。食事メニューはパスタやニョッキなど、ダイニング料理を中心に、旬の魚や肉を使ったメイン料理なども月替わりで提供していく。エスプレッソ系のドリンク、果実酒やハイボールなどの酒も用意。カフェ バー リップ でも人気の「固めプリン」を使ったプリンアラモードもそろえる。
店作りでユニークな点が、天井が低い3階エリア。時間で借りられる作業スペースにし、コワーキングなどでも利用しやすい空間になる予定だ。
「お客さんとスタッフが気軽にコミュニケーションが取れる点は、1号店のリップと変わりません。しかしリップでは提供できないメニューと空間を作るので、期待していてください」と、こうたろうは力強く語る。
高円寺にまた、目が離せない新たなコミュニティーカフェスポットが誕生する。
※営業時間など詳細情報は、公式Instagramで順次更新予定
テキスト:シゲタ ツヨシ(高円寺在住グルメライター)
ライタープロフィール
高円寺在住グルメライター。Instagramフォロワー1万人。毎日ほぼ違う店で外食を行っている(750軒以上)。高円寺フリーペーパーSHOW-OFF連載、高円寺百貨店などに記事を寄稿。ウェブグルメメディア『ツブサ』、高円寺のミュージックマップ『WORLD'S END GARDEN』運営。ウェブコンサルタントでもある。
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