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1964年の東京オリンピック前後に建てられた「シブビル(渋いビル)」と呼ばれるビルが、近年のレトロブームから注目されている。そんな、歴史ある2つの「シブビル」が今年、アニバーサリーを迎えた。1966(昭和41)年開業で今年55周年の中野ブロードウェイと、1971(昭和46)年開業で今年50周年のニュー新橋ビルだ。
2つのビルには多くのファンがいるが、昨年から続く新型コロナウイルスの影響で商店街を訪れることができない、店を利用できないという状況が続いているが、「コロナ禍だからこそ2つのビルの周年をお客さまに祝ってもらおう」と、ダブルアニバーサリーを祝うイベントを実施している。
イベントでは、商店街のファンの気持ちや熱い思いを発信してもらうため、両ビルへのメッセージを集めた展示を実施。 メッセージは、ビル来場者にA4サイズのメッセージカードを配布し、ビル内の投函(とうかん)ボックスで受け付ける。
さらに、周年記念のタブロイド紙を無料配布。同紙には、商店街をよく知る人の思い出を紹介したインタビューや、ニュー新橋ビル好きを公言する電線愛好家で俳優の石山蓮華(いしやま・れんげ)のエッセー、10人のクリエーターらによる作品が掲載されている。
また、公式InstagramやTwitterでは、中野ブロードウェイ50周年名誉館長を務めた中川翔子、サラリーマン時代からニュー新橋ビルに通っていたという森永卓郎らのメッセージ動画を発信。 イベントは2021年10月31日(日)まで実施する。
なお、ニュー新橋ビルは老朽化による建て替えの計画がうわさされ、中野ブロードウェイ周辺は中野サンプラザと中野市役所の建て替えが本格化しており、この2つのビルの魅力を堪能できるのは時間の問題かもしれない。この機会に足を運んでみては。
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