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ダニー・ボイルがセックス・ピストルズの伝記テレビシリーズを監督

イギリス社会と文化を一変させた伝説的バンドの歴史を描く

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Time Out Film
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ダニー・ボイルがFXチャンネル向けに、セックス・ピストルズのギタリストであるスティーブ・ジョーンズの人生を題材にした新しいテレビシリーズ(放送時期は未定)を監督することが発表された。これは安全ピンの発明に次ぐ、パンクファンにとって最もエキサイティングなニュースと言えるだろう。

『Pistol』と題され、全6話で構成される同シリーズは、ジョーンズの回顧録である『Lonely Boy: Tales from a Sex Pistol』を原作とし、ボイルが監督とエグゼクティブプロデューサーを兼務する。 

セックス・ピストルズは1975年の結成以降、ルールブックを破り火を放ち、その燃えカスをつまらないイギリス階級社会に投げつけてきた。「史上94番目に偉大なギタリスト」と自称するジョーンズのバンド仲間は、リードシンガーであるジョニー・ロットン 、ドラマーのポール・クック、初代ベーシストのグレン・マトロック、そして(2代目ベーシストである)シド・ヴィシャスだ。

『Pistol』でジョーンズを演じるのは『ベイビーティース』のスター、トビー・ウォレス。ジョージコックスの厚底靴を履いてジョニー・ロットンに扮(ふん)するのはアンソン・ブーン、シド・ビシャス役は『エノーラ・ホームズの事件簿』のイケメンとして注目されたルイス・パートリッジ、ポール・クック役はジェイコブ・スレーター、グレン・マットロック役はファビエン・フランクルが務める。

そのほか、プリテンダーズのメンバーであるクリッシー・ハインド役のシドニーチャンドラー、シド・ビシャスの恋人として知られるナンシー・スパンゲン役を演じるエマ・アップルトンなどのキャストも注目にしたい。

ジョーンズの原作本は2018年に出版。セックス・ピストルズの神話を破壊して、その歴史を回想し、同時にイギリスの文化や社会における象徴的な出来事も振り返ることができるこの本は、多くのレビューで高評価を獲得。ガーディアン紙も「目を見張るほど面白い」と絶賛した。

『Pistol』の脚本はクレイズ・ピアスとフランク・コットレルが担当。物語には西ロンドンの公営住宅から、ヴィヴィアン・ウエストウッド、マルコム・マクラーレンのショップ『SEX』、記念すべき勝手にしやがれ!!』のリリースまで、たくさんのネタが盛り込まれるようだ。

同シリーズについてボイルは「仲間と『ザ・クラウン』や『ダウントンアビー』の世界に割り込んで、自分たちの歌を、そして沸き起こる怒りを叫ぶことを想像してほしい。彼らの登場は、イギリスの社会と文化が一変させ、ストリートカルチャーの起爆点になった。そんな出来事の中心にいたのが、若くてチャーミング、そして読み書きは不自由で盗み癖があった(つまり時代のヒーローだった)、スティーブ・ジョーンズだ。このテレビシリーズは彼がどのようにして『史上94番目に偉大なギタリスト』にたどり着いたかを描いたものだ」と語っている。

原文はこちら

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