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ドット絵作家としても活動している店主の畑義光夫婦による「喫茶タイムマシン」が2024年4月11日(木)、江古田にオープンする。ウルトラマンをはじめとした特撮ものの「ソフビ」や「ファミリーコンピュータ」(ファミコン)、レコード、レーザーディスク、観光地のペナントなど、今まで集めてきた圧巻の「昭和」なアイテムを展示する。
1階の壁には、レコードと有名人の似顔絵のドット絵が並ぶ。店内入り口すぐには、当時の筐体(きょうたい)を使用した、リメイク版のゲームテーブルが設置されており、レトロゲームが楽しめる。
カウンター席には「スーパーファミコン」1台とファミコン2台があり、1時間500円(税込み)でプレイできる。店主のお気に入りは、比較的新しい作品と前置きしながらも「スーパーマリオブラザーズ3」だという。カセットの本数は500種類ほどで、スペアを合わせると約700本あるそうだ。
2階へ上がると、「カリモク60」のKチェアが置かれ、横にはソフビや漫画のコレクションがずらり。大人になってから買い集めたものもあるそうだが、店内にあるほとんどのアイテムが、発売当時に店主が買い求めたものだというのに驚く。
靴を脱いで上がる和室は、まるでタイムスリップして友達の家に遊びにきたような気分になる。壁には観光地のペナントや、小泉今日子をはじめとするアイドルのポスターが貼られ、ブラウン管のテレビが置かれている。
ここにも、なかなか見かけない「VIDEO SPORTS」や任天堂の「ブロック崩し」というレトロゲームが。「VIDEO SPORTS」は45年前に店主が手に入れたもので、実際に遊んでみたところ、シンプルがゆえについつい夢中になってしまった。
料理はナポリタンやキーマカレー、ハッシュドビーフなどがラインアップ。調理を担当する妻の実家がケーキ屋だったこともあり、プリンアラモードやチョコレートパフェ、クリームあんみつをはじめ、スイーツ類も充実している。
ドリンクはクリームソーダやコーヒー、紅茶に加えて、ネクターやレモンスカッシュなど、現在も購入できるがどこか懐かしさを感じるメニューを提供予定だ。
1階のカーテンはプロジェクターの映像を投影するスクリーンを兼ねており、レーザーディスクやVHSでしか見られない貴重な映像の上映会も行う予定とのこと。実際に当時からコレクションを続けてきた店主の熱量には、目を見張るものがある。見せかけではなく、集め続けていたら時間がたってしまったのだ。
「かつては喫茶店が多くて今以上に活気があった江古田を、今後盛り上げられたら」と、地元出身の店主は語る。オープン前に友人に集まってもらったところ、当時のカルチャーや思い出話に花が咲いたという。リアルタイム世代にとっては懐かしく、若い世代には新しく感じられるような魅力が詰まっている同店に、足を運んでみてほしい。
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