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日本橋の緑豊かな児童公園に隣接したカフェベーカリーが12月開業

カリフォルニアのベーカリー文化を表現、コーヒーは地球環境保全を意識

テキスト:
Genya Aoki
パークレット ベーカリー
パークレット ベーカリー
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2021年12月、日本橋小舟町の堀留児童公園に隣接したソイル 日本橋(SOIL NIHONBASHI)1階に、カフェベーカリーのパークレット ベーカリー(Parklet Bakery)がオープン。「食」の観点から自然と人と文化の持続的な共存関係を目指すコレクティブのTerrain社が手がける。

ソイル 日本橋は「都市とローカルで活動する人々の拠点」というキャッチフレーズのもと、1階部分はカフェベーカリー、2階以上は公園ビューのコーポラティブオフィスから成る、12月に開業予定の6階建てリノベーション施設だ。マイクロ複合施設K5や尾道市瀬戸田のSOIL SETODAを手がけたInsitu Japan社が企画、運営を担当する。

パークレット ベーカリー
ソイル 日本橋

パークレット ベーカリーは、天然酵母のパンや農家から仕入れた野菜を使った食事、土壌の再生と気候変動問題への寄与をミッションに掲げる企業によるコーヒーなどを提供。地元の有機食材を用い「カリフォルニアキュイジーヌ」を確立した名店であるシェ・パニース(Chez Panisse)や、サンフランシスコのタルティーンベーカリー(Tartine Bakery)などで経験を積んだアメリカ人夫婦、JJ&Kate Jaksichが監修を務める。

パークレット ベーカリー

パンと料理は、夫妻が愛する伝統的なカリフォルニアのベーカリー文化を表現。天然酵母のカントリーローフや季節の素材を使ったオープンサンドイッチから、自家製のジャムとスコーン、大麦サラダやレンズ豆のスープなど、日々の生活に寄り添うメニューがそろう。夜の時間帯はナチュールワインやビールも提供し、バーとしても楽しめるだろう。

コーヒーを提供するオーバービューコーヒーは、土壌の再生と気候変動問題への寄与をミッションに掲げて2020年にポートランドで発足した企業。地球温暖化の抑制に対して最も効果的といわれる「リジェネラティブ・オーガニック農法」、または同農法に切り替えを検討している農家によって生産された豆を専門に取り扱っている。同店は、広島県尾道市瀬戸田の焙煎(ばいせん)所のコーヒー豆を使用している。一杯のコーヒーを飲むことで、持続可能な地球環境保全へ貢献してみよう。

パークレット ベーカリー
オーバービューコーヒー

店名の「Parklet(Park-let、パークレット)」は小さな公園、憩いの場、坪庭を意味し「公園の一部のような公共性の高い空間として利用される場所になってほしい」という思いから名付けられた。堀留児童公園側に広く開口部をとった店内は、キッズフレンドリーかつペットフレンドリーな空間になる。そのほか、店内の一区画では「堀留画廊」と称したアート展示も実施する予定だ。

さまざまな再開発を通して盛り上がりを見せる日本橋、新たに生まれる「ローカル拠点」に注目したい。

パークレット ベーカリーの詳細情報はこちら

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