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しゃれている航空会社は、そう多くはない。飛行機のデザインを見ても、白いボディーをベースにしたものがほとんどだ。尾翼に特別な装飾を施す会社もあるが、デザインに力を入れるといっても、それくらいだろう。
しかし、こうした航空業界の慣習に逆らい、ドイツの観光路線に力を入れるコンドル航空が2022年4月4日、新機材への大胆なデザインの導入を発表した。
新デザインは、太くて鮮やかな色の縦じまを取り入れたもので、インスピレーションはパラソル、バスタオル、ビーチチェア。緑、赤、黄色、青、ベージュの5色で展開される。
この飛行機は、見方によってはブルターニュのボーダーシャツやウミヘビに見えてしまうかもしれない。しかし、かなり壮観な姿をしているともいえる。
大胆な配色を取り入れた航空会社は、コンドル航空が初めてではない。ニュージーランド航空(黒色)、フロンティア航空(緑)、ウィズエアー(紫)などが、ユニークな機体のカラーリングで滑走路にスパイスをきかせている。しかし、コンドルの「ボーダーシャツ/ウミヘビジェット」ほどクールなものがないのは確かかもしれない。
では、なぜほとんどの航空会社の機材は白に塗られているのだろうか。主な理由は、飛行機が熱くなり過ぎるのを防ぐため。そう、白は太陽光は反射する色だ。塗料が安価、鮮やかな色ほど色あせしない、鳥との衝突を避けるのに十分なほど目立つというのも理由とされる。
しかし、コンドル航空は違うことをやっている。現時点では6機のみが新塗装を採用しているが、2024年までに保有機の80%が塗り替えられる予定。近いうちに、しゃれたコンドル機を発見できる可能性は十分にある。
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