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2023年4月、新宿ミラノ座の跡地に高さ約225メートルの高層複合施設が誕生する。名称は東急歌舞伎町タワーで、コンセプトは「好きを極める場の創出」。映画館や劇場、ライブホールなどのエンターテインメント施設とホテルが入居予定だ。
建設を担当したのは、豊島横尾館や「2020年 ドバイ国際博覧会」の日本館を手がけた永山祐子建築設計。噴水をモチーフにした建物は地上48階建て地下5階、塔屋1階で構成される。
2階には「祭り」をテーマに食と音楽と映像を融合させたエンターテインメントフードホールが開業。飲食店の情報は発表されていないが、日本各地の郷土料理やB級グルメ、酒類を提供する約10店舗が集結する予定だ。フードホールにはステージとDJブース、カラオケシステムなどを完備し、祭りのにぎやかな雰囲気を演出する。
3階には、バンダイナムコが運営するアミューズメント施設が登場。IPコンテンツを体験できるだけでなく、ポップなネオンに囲まれたスペースに、フードやイベントなどを組み合わせた新業態だ。好きなコンテンツに出会い、遊びつくせる場を提供する。
4階には、ソニーミュージックが手掛けるテクノロジーとエンターテインメントの次世代型アトラクションが誕生する。リアルな体験とオンライン参加が融合した全く新しいエンターテインメントを体験できるという。5階には、ジムやプライベートサウナ、プールテラスを備えたラグジュアリーなウェルネスゾーンがオープンする。
6・7階はミラノ座の歴史を継承する客席数900席の劇場「シアター ミラノ座」、9・10階は109シネマズの新ブランドとなるシネマコンプレックス「109シネマズプレミアム新宿」が開業する。地下フロアには1500人を収容する新しいライブ会場「ゼップ新宿(Zepp Shinjuku)」が誕生し、臨場感あふれる音楽体験ができるようになる。
18階〜47階の高層フロアには、東京の景色を一望できるライフスタイルホテル「ホテルグルーヴ新宿(HOTEL GROOVE SHINJUKU)」とラグジュアリーホテル「ベルスター東京(BELLUSTAR TOKYO)がそれぞれオープンする。17階にはレストランやテラス、バーを併設する予定だ。
もともと歌舞伎町は、映画や演劇などのエンターテインメントで発展してきたエリア。東急歌舞伎町タワーには街のにぎわいを一緒に創出していきたい、という願いが込められている。
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