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ニューヨーク州選出の上院議員であるチャック・シューマーは、民主党の新しい気候・税制計画についてジョー・マンチンに賛成に回るよう説得するのに成功したが、彼はそれだけに翻弄(ほんろう)されていたというわけではなかった。ありがたいことに、彼には故郷のために電気バスを確保する余裕もあったようだ。
同上院議員の事務所は、ニューヨーク州都市交通局(MTA)がアメリカ運輸省から1億1,600万ドル(約154億円)を受け取り、2025年までに230台の新しいバッテリー式電気バスを購入すると発表した。調達は2022年秋から開始される。
シューマーはTwitterで、「ニューヨーク市にとって大きなことです。この取り組みは、MTAをクリーンエネルギーの未来へと導き、このエリアの汚いディーゼルによる二酸化炭素排出を減らすでしょう」と付け加えた。
地元メディアのThe Cityによると、2022年春の時点でMTAが所有していた電気バスはわずか15台。今回の動きによって保有車両が大きく増え、2040年までに5800台のゼロエミッションバスを保有したいと考えているMTAの計画にも少し貢献することになる。
新しいバスは、ブロンクスのガンヒルとキングスブリッジ、ブルックリンのイーストニューヨークとグランドアベニュー、クイーンズのクイーンズビレッジ、マンハッタンのアップタウンのマザークララヘイルといった車庫の車両と入れ替わる予定だ。
この取り組みの資金は、2021年秋に署名された超党派のインフラ法の一部でシューマーが主導する「Green New Wheel」活動を通じて提供されるもの。
ニューヨーク州全体の環境保護団体であるニューヨーク保全有権者連盟は、このニュースを称賛し、「我々がこの資金獲得を支援した結果として、さらに電気バスが増えることを喜んでいる」とコメントした。
シューマーは、タイムアウトに対して以下のように話している。
「MTAバスが市内を走っている間、市全体の二酸化炭素排出を減らし、空気をきれいにするために、私たちもまた進み続けなければなりません。今回の成功で、私たちはその目標に一歩近づきました。私たちがやっているほかの全てのこと、そして最近上院で可決された気候変動対策法案(大統領がすぐに署名することを期待)と合わせて、私たちは、この電気バスのように絶好調といえるでしょう」
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