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日本橋兜町の人気フレンチビストロ「ネキ(Neki)」が、夏季限定のモーニング(3,500円、以下全て税込み)を月・土・日曜日に提供している。これは、2021年から毎年実施しているメニュー。本来は8月下旬までだったが、大人気のため、2023年9月30日(土)まで期間を延長した。
ネキは、洗練されつつもどこか温かく居心地のいい雰囲気の中で、本格派フレンチが気軽に楽しめる店だ。「フレンチレストランが持っている高級なイメージを取り払い、幅広い人々に楽しんでほしい」とオーナーの西恭平は語る。
今年のモーニングは、フレンチをベースにしながら「自宅では味わえないちょっぴり贅沢な朝ごはん」をテーマに、同店では初のビュッフェスタイルで提供する。カウンターに並ぶパン、ドリンク、スイーツは好きなだけ食べられるほか、3つのメインメニューから1品が選べる。
まずはカウンターに並んだメニューから紹介しよう。クロワッサンやサワドーなどの4種のパンは、西と親交がある馬喰横山のベーカリー「ビーバーブレット(BEAVER BREAD)」のもの。ドリンクでおすすめしたいのは、オリジナルのノンアルコールカクテル「スイカとライムのジュース」だ。ジューシーなスイカの果汁に甘酒が加わり優しい甘味が滑らかに喉を伝い、すっきりとしたライムの酸味を後を追う。
そのほか、冷製スープ、ヨーグルト、米粉を使った自家製グラノーラとジャム、焼き菓子などが並ぶ。よりどりみどりでどれも魅力的。つい取り過ぎてしまいそうになるだろう。
メインのおすすめは「カジキマグロのグリル」。直接火に通すと固くパサパサとしてしまいがちなカジキマグロだが、同店では低温調理でコンフィにしてからグリルすることで、驚くほどしっとりとした味わいに仕上がっている。
付け合わせは2種類。一つはピーマン、オクラ、ゴーヤ、赤タマネギといった、夏を彩る野菜を細かく刻んだマリネソース。オクラの粘りやゴーヤのピリッとした苦みがきいている。隠し味の魚醤も程よいアクセントだ。
もう一つはハーブサラダ。5種の色鮮やかなハーブが、一皿にフレッシュな香りをまとわせる。フレンチながらエスニックな要素や、どこか和を感じさせる優しい味わいが「ネキ」らしい。
ガラス張りの店内から見える、朝の涼しげな兜町の街の風景も楽しみながら、少し特別な朝のひとときを楽しんでほしい。
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『ネキ』
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