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国立西洋美術館で初の現代アート展、2024年3月に開催決定

国内外21組のアーティストとコラボレーション

テキスト:
Runa Akahoshi
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?
画像提供:「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」広報事務局小沢剛《帰ってきたペインターF―Painter F Song》 2015年 ビデオ 12分8秒 所蔵:森美術館(東京)
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2024年3月12日(火)〜5月12日(日)、「国立西洋美術館」で企画展「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」が開催。1959年の開館以来、初となる現代美術展で、現代アーティストとの大々的なコラボレーションが展開される。

ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?
画像提供:「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」広報事務局クロード・モネ 《睡蓮、柳の反映》 1916年 油彩、カンヴァス 国立西洋美術館 松方幸次郎氏御遺族より寄贈(旧松方コレクション)

同展では、小沢剛やパープルームなど21組の作家が参加。同館設立の原点を見つめ直し、国内外で活躍する現代アーティストたちが西洋美術館の所蔵作品からインスピレーションを得て制作した作品や、美術館という場所の意義を問い直す作品などが展示される。

ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?
画像提供:「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」広報事務局鷹野隆大《Kikuo(1999.09.17.Lbw.#16) 「ヨコたわるラフ」シリーズより》 1999 年、ゼラチンシルバープリント Courtesy of Yumiko Chiba Associates ©︎ Takano Ryudai

同館やそのコレクションが、現存のアーティストをいかに触発し得るかを検証。参加アーティストだけでなく、展示室を訪れる鑑賞者とともに美術館の力を見つめ直し、新たな可能性を模索する意欲的な試みだ。

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